
2001年1月31日(水)、CHROME HEARTS TOKYOに続く日本第2号店としてオープンしたCHROME HEARTS OSAKA(心斎橋店)が、2026年8月8日(土)をもって閉店することになった。
25年半続いた歴史が幕を閉じる。
閉店の理由はテナントビルの老朽化とのことだ。

この店舗には本当にたくさんの思い出がある。
オープンしたその日、注文していたWESCO BOSSが届いた。
その帰りに、私はCHROME HEARTS OSAKAへ足を運んだ。

天井のレリーフに目を奪われながら階段を上る。

その先に広がっていた世界。
初めて体験したRichard Starkの世界観に圧倒された。
お酒以外で酔ったのは、あれが初めてだったかもしれない。
今振り返ると、私がここまでCHROME HEARTSに魅了されたのも、あの空間があったからだと思う。
雑誌や写真では伝わらないもの、体験でしか得られないものがある。
だから私は何度もこの場所へ足を運んだ。
そこにはRichard Starkが創り上げた世界が確かに存在していた。

ユナイテッドアローズとのリレーションシップから始まり、ストリートで爆発的な人気を獲得し、気高いプライドを貫きながら孤高の存在へ。
そしてブランディングという名のビジネス戦略によって販売網を絞り込み、現在のCHROME HEARTSへと至る。(←かなり省略しました)
もちろん、その歴史を語るにはこの数行では足りない。
だが、その歴史の中でCHROME HEARTS OSAKAは間違いなく重要な役割を担ってきた店舗でした。

ビルの老朽化が閉店理由とされているが、日本の借地借家法ではテナントの権利は強く保護されている。
そのため、単に建物が古いという理由だけで賃貸借契約を終了させることは難しい。
実際にどのような経緯があったのかは分からない。
ただ、CHROME HEARTS側にも様々な提案や選択肢が示されていたのではないかと想像している。
そして個人的には、今回の閉店が単なる撤退ではなく、新たな関西のフラッグショップ構想へと繋がっていく可能性もあるのではないかと思っている。
CHROME HEARTSの梅田店と神戸店は素晴らしい店舗だ。
しかし、私の中では心斎橋店が持っていた独特の存在感とは少し違う。
東京ほどの規模である必要はない。それでも関西には、Richard Starkの世界観を存分に表現できるフラッグショップがあってほしい。
心斎橋にCHROME HEARTSがなくなったら、私はこの駅で降りることがなくなるかもしれない。
それほど、この店は私にとって特別な場所だった。
25年半。
長いようで短かった。
さらば心斎橋。
さらばCHROME HEARTS OSAKA。
そして――
僕の革パン、早くリペアしてね。。
