日曜日(4月7日)は奥さんと子供たちを連れて選挙に行ってきました。
なぜ選挙に行くか分かりますか?
それは、自分たちの住む町、県、国を暮らしやすくしたいからです。
一票入れたくらいでは変わらない?
そんな事はありません。
その一票の重なりが大きな力を生むのです。
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選挙に行かない若者
現在に限らず若い世代というのはここ近年で国政に興味がない人が多い様です。
総務省のデータを見てみましょう。
衆議院議員総選挙における年代別投票率(抽出)の推移
年 | H2 | H29 |
20歳代 | 57.76 | 33.85 |
30歳代 | 75.97 | 44.75 |
40歳代 | 81.44 | 53.52 |
50歳代 | 84.85 | 63.32 |
60歳代 | 87.21 | 72.04 |
70歳代以上 | 73.21 | 60.94 |
全体 | 53.68 | 53.68 |
平成2年と平成29年の表から抜き出しています。
20代の投票率が低いです。
これが、老人たちに有利な政策になる理由です。
若者が選挙に行かないから老人が有利になる
これは非常に勿体無いです。
若い世代が選挙に行かなければ、国の政策は「老人ばかりが有利」な方向へ傾きます。
なぜか分かりますか?
60代、70代の投票率が良いからです。
当選したい政治家
あなたが政治家に立候補していたと仮定しましょう。
選挙に出て当選するためには票を集めなければいけません。
その為に政治家のみなさんは選挙カーで街を走り歩行者などに手を振り、駅前で演説をし投票を集めようとします。
では、あなたが政治家ならば「投票してくれる人」と「投票しない人」ではどちらが得をする政策を実行しますか?
あなたが選挙に出たのならば、お年寄りに手を振り、挨拶をし、お年寄りが得をする政策を実行する方が選挙に当選する確率が投票率に比例して上がることになります。
だって、若者に必死で呼びかけても投票しないんだもん。
だったら老人がお得な政策を打ち出して若者から金を奪う形の政策を取れば、ご老人はニコニコしながらその政策に乗っかる。
そして「年寄りばかり」が得をする政策が実行されるというわけ。
選挙で投票するには、そんな意味があるのです。
投票したい人が居ない場合は白紙で出せ
もし、選挙にいっても「投票したい人がいない」というような場合は白紙で出せばいいのです。
自宅に届いた投票権を持って選挙会場にいき、投票権を渡せば「あなたが選挙に行った」ことが履歴として残ります。
投票することで、あなたの年代の投票率があがれば、立候補する政治家もあなたたちを無視できなくなるのです。
票が集まるのであれば、あなたにとって有利になる政策を打ち出す必要があるのです。
それを知ることが僕たち国民が大切なのです。
政治に興味を持つこと
一番だめなのが、政治に興味を持たないことです。
国で何をやっているのか分からない人が増えれば、政治家は自由気ままに自分たちが「得をするようなこと」ばかりします。
たとえば、私たちの国民みんなの財産である「10億円以上する国有地」を、「ある政治家」の知り合いだからという理由で、周辺の土地の価格の1/10の価格まで値下げして1億3400万円で売ったりしちゃうのです。
そう国の財産を値下げして、自分たちのモノにしてしまう悪い人達が出て来てしまう可能性があるのです。
こんな異常事態にも関わらず、国民が政治に興味を持たなければ「問題にされず」有耶無耶になってしまうのです。
そして、当の本人は政治家を辞めずに、おいしい地位をずっと保ったままになる。
政治に興味を持つことで、政治を正すことができるのです。
選挙に行く理由 まとめ
選挙に行かなければ「年代別」の投票率が下がる。
投票率の低い年代に不利な政策となる可能性がある。
政治に興味を持たなけば悪い政治家が国政を動かす。
では最後に福沢諭吉先生の「学問のすすめ」の言葉で締めます。
西洋の諺(ことわざ)に「愚民の上に苛(から)き政府あり」とはこのことなり。
これは政府の苛きにあらず、愚民のみずから招く災(わざわい)なり。
愚民の上に苛き政府あれば、良民の上には良き政府あるの理なり。
ゆえに今わが日本国においてもこの人民ありてこの政治あるなり。
というわけで、政治が悪いのは自分たちの責任です。
みんな選挙へいこう。