履きやすさとタフな作りで僕が好んで履いているトリッカーズのカントリーブーツです。
使用頻度が多くなるとそれだけ靴も疲れてしまう。
色が抜けて・・・あまりに酷い状態になってしまった(汗)
汚れが目立つのでスッキリと汚れを落とします。
ステインリムーバーで汚れを落とす
革の汚れ落としといえばコレです。
M.MOWBRAYのステインリムーバー。
ステインリムーバーとは
ステイン(stain)は「しみ,よごれ」、リムーバー(remover)「取り除くためのもの」という意味です。
ステインリムーバーは「汚れを取り除くための」のクリームです。
少量を布に塗布し、革の汚れた面の汚れを持ち去るような感じで汚れをふき取ります。
また、ステインリムーバーの役目は前回の靴磨きで残っているワックスなどの蝋(ロウ)を落とす役目もあるのですよ。
革のクリームには「見栄え」と「栄養」の二種類がある
革のメンテナンスに仕様するクリームには二つのモノが存在します。
一つ目は油性の靴クリーム。
革は磨いていない状態だと表面に凹凸(おうとつ)があるので、革に当たった光をうまく反射できません。
ちなみに、この凹凸は物凄く小さいレベルの話です。
革の表面に凹凸がある場合は色々な方向へ光が分散されるので、革に光沢が生まれにくい状態です。
これが「磨いていない革」です。
そこで油性のクリームやワックス・蝋などを用いて塗布することによって革の凹凸を埋めていくのです。
銀面のくぼみをロウが埋めたことによって凹凸がなくなり、光を一定の方向に反射させるからテカテカに光っている様に感じるのです。
しっかりとワックスを塗って磨き込めば靴の表面に自分の顔が映り込むほど光沢が出てくる。
それを鏡面磨き(ハイシャイン)という。
ただ、鏡面磨きは革の呼吸を奪うと言われています。
従って爪先や踵・コバといった目立つ箇所のみの使用が推奨されています。
二つ目は革に栄養を与えるクリーム。
革に水分や油分を与えると、ひび割れなどを防ぐ効果があります。
水、油が主成分の乳化性モノを塗ることによって水分や油分を補給し革に栄養を与えます。
しかし、前回の靴磨きで塗ったロウがある状態では、水分や油分をシャットアウトしてしまうため、栄養が浸透できない。
これじゃ、せっかく革に栄養をあたえようと思っているのに意味がない。
そこで登場するのがステインリムーバ。
リムーバでしっかりと前回のロウを落としてやる。
そして栄養を与えると油分や水分が浸透する。
この二つのクリームを使い分けることによって革を末永くエイジングさせることが出来る。
シュークリームでカラーを入れる
塗り込んだあとに布で軽くササッとすれば・・
キリッとした表情に戻りました。
まとめ
靴も人も同じ。
しっかりと休養をあたえメンテナンスしないといけません。
でないと長く使えない。
人が足りないと叫ぶ企業は、人へのメンテナンスが足りないのです。