【LINK】サマーウォーズ
録画しているので「いつでも観られる」のですが、TV放映も見てしまう。
何度か観ているのですがじっくり観てしまうし、そして同じシーンで感動する。
小説もそうだけど「面白い物語」には不変性がある。
サマーウォーズの話です。
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サマーウォーズで僕が感動するシーン。
・大家族で楽しい夕飯のひとときを過ごせて楽しかったと「健二」がお婆ちゃんにお礼を言うシーン。
・おばあちゃんと花札をした後に「あの子(孫の夏希)を宜しく頼む。」とお願いし、「あんたなら出来る」というお婆ちゃんの笑顔。
・世界の人たちが「ぼくのアカウントを使ってください」と夏希に申し出てくるシーン。
・家族でラブマシーンに立ち向かい「よろしくお願いしまーーーす」
ああもう感動。
ジーンと来る。
ここに伏流するのは信頼。
純粋な信頼に感動する。
全て信頼で繋がっている。
「あんたなら出来る」
この言葉は信頼以外の何物でもない。
言わば血の繋がらない他人の「健二」に対するお婆ちゃんの信頼。
おばあちゃんが認めた「健二」を家族が迎え入れる信頼。
他人を心から信頼する行為は人を見る目、慧眼を備えたお婆ちゃんだからできる。
家族もそれを知っている。
だからおばあちゃんがOKと言えば誰も文句は無い。
家族はお婆ちゃんを信頼している。
信頼に答えられる自信の無い健二を励ますおばあちゃん。
「あんたなら出来る」
そんなおばあちゃんに認められる「健二」の感動。
「健二」を心から信頼するお婆ちゃんの心に感動。
人は純粋な気持ちに弱い。
結婚の話
結婚式では誰も感極まったと思います。
僕も感動しました。
それは、合って間もない僕を妻のご両親が「信頼」してくれたからです。
大切に育てた娘を宜しくと預けるのです。
そう僕は大切な娘さんを預かっているのです。
そこに「妻」を大切にする義務が「夫」には生じる。
お嫁さんのご両親の信頼があるからこそ「結婚」が成り立つのです。
「あんたなら出来る」
信頼というのは人を強くするんです。
だけど過剰な信頼に人は押しつぶされもします。
押しつぶされそうになったときに感じるのは家族の優しさです。
優しさの大きさに結婚後に改めて気が付きました。
イノセントな心の信頼
ラブマシーンに花札で負けそうになったとき、ドイツの男の子から「僕のアカウントを使ってください」と捧げるシーンも大きな信頼があります。
見ず知らずの世界の人々が夏希を信頼し、大切なものを預ける。
純粋な信用・信頼という大きな人の心が僕達を感動させてくれました。
ラブマシーンという敵と戦う家族の姿、信頼し合って戦う姿にわたしたちは感動したのです。
共同体の絆を深めるのは苦難や困難といった仮想の敵なのかもしれない。
サマーウォーズの感動は「人を信じる気持ち」が作るのです。
物語を見ていると人間の中にある本当の「幸せ」がわかる。
そんな気がする。
夏の物語。
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