セメタリーパッチにはCHROME HEARTSの職人の業と力(パワー)を感じる。
分厚いレザーを交互に縫い合わせる技術は一流のブランドの証と言えるでしょう。
そんな思いからCHROME HEARTSのベストを紹介した記事を先日書いた。
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セメタリーに覆われたCHROME HEARTSのベスト
【LINK】クロムハーツ【CHROMEHEARTS】セメタリークロスパッチ セメタリー信者にとっては涎垂の的なんじゃない ...
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リンク先の記事に書いた以下のテキスト。
CHROME HEARTS OSAKAが出来る前のユナイテッドアローズで、K師匠が羽織っていたレザーベストがまさにソレで、背中一面のセメタリーパッチは下地のレザーが見えない程の“勢い”で厚めのクロスが貼られていました。
この当時でさえ、K師匠のベストを見た顧客が同じレザーベストをオーダーしたのに、背中には6枚くらいしかクロスパッチが貼らてこなかったと聞きましたから、現在では当然オーダーは無理でしょう。
以前書いた記事で取り上げた「レザーベスト」をオーダーした顧客というのが、YTさんだったのです!!
ではYTさんより、当時オーダーしたベストをご投稿して下さいました。
正確にはご覧の通り、9枚です(笑)。
僕もK師匠のかっこよすぎるベストにやられまして、同じベストの入荷を心待ちにしてましたが、なかなか入荷せず、UTICAの馴染みのスタッフにも「同じものが欲しかったらオーダーしたほうが早いっすよ」と背中を押されてオーダーしました。
その時K師匠は自分のベストを入念に写真に撮り、「この写真を付けてオーダーします」と言ってましたが、上がってきた時は絶句しました(涙)。
その時は、「パッチの枚数はCHが決めるので。。。」と説明されました。K師匠からは「あの時は本当に辛かったです」と今でも飲むと言われます(笑)。
ちなみに、当時のスタッフK師匠のパッチが背中に29枚でしたので、オーダーしたものとは20枚の差があります。
オーダーする際にはハッキリと枚数も貼る位置も指定した方が良いのかもしれません。
当ブログにご投稿頂いているみなさんもCHROME HEARTSのオーダーには悩まされている方が多いです。
ヒロマーさんはウォッチバンドのコマ数、SHUさんはライダースジャケットのサイズ直しを・・・
痛恨のミスがあるけれど、CHROME HEARTSが作り出すアイテムが失敗を超えるときがある。
そう、これは運です。
クロムハーツの場合は職人によってやり方が違うのですよ。
上昇志向を持った日本でいうところの「職人」はしっかりと仕事をする。
だからアイテムによってムラがあるのです。
同じ修理でもクロスパッチを1枚しか貼らない職人もいれば、3枚のクロスパッチを貼る職人もいるのです。
しかも、写真まで撮ってオーダーしているのに簡単に仕事を放棄するサボり癖のある職人に当たると・・・・。
ちゃんと仕事しろ。と怒鳴りたくなります。
YTさんがオーダーしたというベストはK師匠のセメタリーパッチにはクロスが20枚足りないですが、この分厚いレザーのセメタリーパッチはシブイです。
分厚いクロスパッチは迫力が違いますね。
担当した職人が良ければもっといいものが出来ていたと思います。
YTさんのベストもいまとなっては手に入らないCHROME HEARTSであることは間違いないです。
セメタリーパッチにはCHROME HEARTSの職人の業と力(パワー)が作り出す躍動感がある。
今回も素晴らしいアイテムをご投稿いただきありがとうございました。