CHROME HEARTSに魅了される要素として大きな部分を占めるのが「高揚感」や「優越感」、また人とは違った次元に足を踏み入れている自分への賞賛と言ってもいいのかと思う。
そういう意味ではこの価格設定は決して間違ってはいない。
異次元は誰にでも踏み込める空間であってはならない。
そういった意味で価格を上げるのは得策です。
重厚な空間と価格設定は敷居を上げる。
CHROME HEARTSに対して本気モードの人にしか手を出せない。
そういった顧客も選別できる。
CHROME HEARTSのショップからは沢山のメタファーが発信されている。
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CHROME HEARTSのオンリーショップが作り上げる背景
あなたはCHROME HEARTSの空間入ったことはありますか?
僕が二十代の頃に大阪にCHROME HEARTSのオンリーショップが完成した。
そこに初めて足を踏み入れたときの興奮は忘れていません。
平常心では居られない。
ただでは帰れない(笑)
僕はユナイテッドアローズでレザーパンツなどの革モノを購入したけど、オンリーショップで買っていたらまた違った優越感に浸れていたと思う。
あの空間で売られているものが安物なワケないんです。
そう思わせることが出来る力強と空気がある。
扉はオープンになっているけど、気軽に足を踏み込める空間ではない。
空気のベールを感じることが出来ると思います。
CHROME HEARTSの価格と安心感
重厚なエボニーの中に掛けられたLeatherWEARはライティングされ完璧な状態で佇んでいる。
まさにRichard Starkが零(ゼロ)から作り上げた、想像を具現化した空間。
独特のオーラを放つアイテムからはプライスカードを探すことすら恥ずかしい気分にさせるし、価格も期待を裏切らない。
「0」が一つ多いんじゃないか??って勘違いさせる(笑)
ゴールドアイテムなんて車が買える価格です。
でも、この価格とショップが顧客たちの安心感を生む。
高い敷居を乗り越えてCHROME HEARTSのアイテムを手に入れてしまえば、その空間は顧客たちの一部になる。
CHROME HEARTSのアイテムもショップの構成要素の一つ。
それを身に着けることでCHROME HEARTSとの一体感が生まれる。
おれたちを守ってくれるのがオンリーショップという存在。
アイテムとショップと顧客は常に繋がっている。
CHROME HEARTSのショップがアイテムに魂を宿らせる魂
重厚な空間を世界各国に具現化することによってCHROME HEARTSのアイテムに背景を与えている。
あれだけの高額で販売されることが許されるし、その価格も居空間への扉として活用できる。
僕らの想像力でより大きな「それぞれのCHROME HEARTS」というブランドが確立される。
それは、背景の力を保つことで成り立っている。
世界各国のCHROME HEARTSの店舗は独自の世界観を成り立たせる上で非常に重要な城が店だ。
本物の素材、黒檀やマホガニー、シルバーを惜しみなく使用し気付き上げられたショップは言わば城。
ブランドには「城」が必要。
そして、城を守るのがRichard Stark・・・