By: Maxwell GS
(CNN) 中年期の運動能力の低さと、年を取ってからの脳の萎縮には関係があるという調査結果が、このほど神経学会誌のオンライン版に発表された。
脳は年を取ると萎縮して認知機能を低下させ、認知症につながることもある。
しかし研究チームによれば、運動によって脳の萎縮や認知機能の低下を食い止められる可能性があるという。
米ボストン大学などの研究チームは、認知症や心疾患のない平均年齢40歳の約1500人にランニングマシンで運動してもらうテストを実施し、20年後に再度テストを行って、脳の状態を磁気共鳴断層撮影(MRI)装置で調べた。
その結果、20年後のランニングマシンの運動成績が良くなかった人は、脳が萎縮していることが分かった。
運動成績が低かった人のうち、心疾患の症状がなく、高血圧の薬も飲んでいない人は、脳の老化が1年分加速していた。
一方、心疾患の症状があったり薬を飲んだりしている人は、2年分の脳の老化が進んでいた。
運動能力は、ランニングマシンで心拍数が一定の数値に達するまで走れる時間で測定した。
運動能力と高齢者の認知機能との関連は別の研究でも明らかになっている。
2015年5月には、中年期の運動能力が高いほど、5年後の脳の萎縮も少ないという研究結果が発表されていた。
ボストン大学医学部のニコール・スパルタノ氏は今回の研究結果について、特に心疾患を持つ人にとっては脳の加齢を防ぐために運動が大切なことを物語っていると解説する。
脳の健康のためには中年期の運動が大切だと同氏は説き、「運動をすれば血流が増え、より多くの酸素が脳に運ばれて、年を取ってからの認知力の低下を防げるかもしれない」と話している。
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CNNニュースからもわかるように、我々の身体と脳は密な関係を築いている。
身体を動かす指令を出す脳ですが、逆に身体から脳へ刺激を送ることもある。
動くのが気怠い朝に、思い切ってジャージに着替えランニングをすると、出掛けるときとは別人になって帰ってくることがある。
ランニングから10分から15分ぐらいで、「やる気」になっているんです。
脳からの指令だけを優先させているんだったら、ランニングなんかしていないでしょう。
深層心理としては脳が体を動かした後にでるドーパミンを欲していて、僕たちはそれにつられて「運動」しているのかもしれない。
運動はいわば麻薬だ。
僕たちの体に記憶を埋め込み、脳をも操る。
逆に意思を全く無視してしまうこともある。
高さ10メートルの飛び込み台から一歩を踏み出すとき・・なかなか前へ踏み出せない。
脳では「飛び込め!」と指令を出しているつもりでも、身体が拒否する場合ってたくさんある。
人は利益の前にすると、身体の声を無視します。
なんとなく「いけない」って思っていることでも利益を前にすると実行してしまう。
駅から近いマンションで3LDK家賃が5万円代!
でも現地にいくとなんだか「ここ気持ち悪い」っていうことありますよね。
身体が教えてくれている。
でも間取りや金額を前にすると契約してしまう。
身体の声に耳を傾けることは「気持ち悪い」と感じる身体の声を優先すること。
僕たちはもっと体を信じてあげなくちゃいけない。
身体の感度を上げるには普段から意識して身体を動かすことが重要。
それが脳にとっても良いし、身体にとっても良い。
相互扶助の関係がなりたっている。