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【BOXING】最強を決める井上尚弥の闘い。WBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)

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こんにちは。

井上尚弥選手とマクドネル戦は僕の想像を遥かに超えた井上選手の圧勝でした。

予備検診の結果では、挑戦者の井上尚弥選手の身長165.2cmに対してチャンピオンのマクドネル選手は175.5cmです。

井上選手とマクドネルの身長差、距離感を井上選手がどう詰めるか?

速いフットワークで距離を取るマクドネル選手に対して井上尚弥選手がどう突破口を開くのかに焦点を絞って見ていました。

しかし、井上選手のレベルが遥かに上でした。

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マクドネルを上回る井上尚弥の強さ

僕が意識して見ていた距離感なんてゼロ査定でした。

ゴングがなった瞬間から距離の取り合いを制したのは井上選手です。

マクドネルの打撃圏外に距離をおき、様子を伺ったあとに一気にステップイン。

左のジャブで距離を測ってから左ボディーアッパー。

まだ身体に硬さがあったとう井上選手でしたが、ステップインしていきなりボディーアッパーを決めるなんて、完全に見切っているから出来る事。

目線を下に向け、下へのパンチと見せかけて打つ左フック。

これでマクドネルをぐらつかせますが、井上選手は一気に行きません。

この辺りは余裕があります。

素早いステップインからの爆発的連打。

ガードの上からなぎ倒す井上尚弥選手の圧倒的パワーは長身の王者を沈めるのに、3分も必要ありませんでした。

試合後にマクドネルは「地球上で一番強い男と試合ができた。素晴らしいファイター」と賞賛しています。

ノックアウトは実力差の産物です。

人間って殴ったからと言って、簡単にひっくりかえるものじゃありません。

ましてや10年間も負けがないチャンピオンのマクドネルはそれだけディフェンス能力にも長けている選手です。

にも関わらず、1ラウンドで攻め落とす井上選手の強さ。

僕たちは稀に見る天才を目にしているのです。

強い相手との闘いを望む井上尚弥

井上選手は「どんな対戦相手でもいい」というような選手ではありません。

ましてや噛ませ犬を相手に防衛記録を稼ぐ選手でもない。

彼が求めるのはリング上でのスリルです。

「ヒリヒリするような試合がしたい」

強い選手との闘いを望み、闘いの中で技術を上げているタイプの好戦的なボクサーです。

そんな井上選手にもってこいの主戦場があります。

WBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)

井上尚弥選手は日本国内に留まるような選手ではありません。

彼の価値は世界の方が分かっているぐらいです。

そして海外には井上尚弥選手が求める戦場があります。

それがWBSS(ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ)です。

アメリカとドイツで活躍するプロモーターであるリチャード・シェイファー(スイス)とカレ・ザワーランド(ドイツ)が企画した賞金争奪トーナメントです。

既にクルーザー級とスーパーミドル級でトーナメントが開催されています。

賞金の総額はなんと5000万ドル。

日本円にすると約53億円です。

優勝賞金各階級を通して1000万ドル。

日本円にして約10億7000万円。

さすが世界です。

ファイトマネーも破格です。

そして、今年開催予定のバンタム級でWBSSの開催が計画され、井上尚弥選手が大会の目玉としてオファーがあったのです。

オファーがある。ということからも分かる通り、誰でも出場できるというわけではないのです。

ナンバーワンを決める闘いには「本当の強さ」が求められます。

WBSS(ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ)バンタム級・出場予定選手

WBSSで井上尚弥選手と激闘が予定される選手です。

名前 年齢 国籍 団体・肩書き 戦績
井上尚弥 25歳 日本 WBA 16戦16勝(14KO)無敗
ライアン・バーネット 26歳 イギリス WBAスーパー 19戦19勝(9KO)無敗
ゾラニ・テテ 30歳 南アフリカ WBO 30戦27勝(21KO)3敗
エマヌエル・ロドリゲス 25歳 プエルトリコ IBF 18戦18勝(12KO)無敗
レイマート・ガバリョ 20歳 フィリピン WBA暫定 19戦19勝(16KO)無敗
ルイス・ネリ 23歳 メキシコ 前WBC 26戦26勝(20KO)無敗

おっとここで山中選手と対戦したルイス・ネリの名も連ねています。

プロモーターの思惑を深読みすると、山中選手と因縁のあるネリと井上選手をブツけることでWBSSを日本でも盛り上がると想定してのこと・・・だったりして。

さて、このブログをご覧の皆さんは戦績だけではどんな選手か分からないと思いましたので動画を用意しています。

WBAスーパー 王者 ライアン・バーネット

バーネットは気の強さが前面に出たボクサーです。

井上選手と戦ったらさぞ面白い試合になるでしょう。

これはバーネットが悪いとかそんな話じゃないですけど、WBAも「スーパー」とか付けるなよ。

なんか分かりにくくなる。

WBAスーパーってなに?

ウィキペディアによると
WBAでは2001年1月に発表した2000年12月度世界ランキングから、同団体以外のタイトルを同時に獲得した王者を「スーパー王者」として認定する、スーパー王者制度を導入した。その後、2001年5月に発表した4月度世界ランキングから、WBA王座保持者が他団体の王座を獲得しスーパー王者認定を受けた場合、WBA正規王座は空位になるとした[1]。2009年からは女子のスーパー王座も認定している。

しかし、王座乱立が目立つWBAは他団体との王座統一以外にも実質王座を統一しているという選手、WBA王座を5度もしくは10度連続で防衛に成功した選手をスーパー王者に認定すると定めているが[2]、正規王座との統一戦も守られていないことから問題視されている。

ということですが、わかりにくいのでこの際肩書きは無視してもいいでしょう。

WBO 王者 ゾラニ・テテ

テテは井上選手との対戦を熱望しているようですけど、発展途上の井上選手に比べテテは底が見えています。

僕は井上選手がノックアウトで充分仕留められる相手だと見ています。

ちなみにテテは井上選手との対戦を熱望。

IBF 王者 エマヌエル・ロドリゲス

強いですね。

これは井上選手といい勝負が見れると思います。

楽しみだぁ。

WBA 暫定王者 レイマート・ガバリョ

ガバリョの動画がねえ。

前WBA王者 ルイス・ネリ

ルイス・ネリは山中選手の因縁の相手です。

最後のネリだけ前王者なのに出場をオファーされている。

という点からみても、強さで出場選手を選んでいるということは明白です。

そして、僕はこのネリの参戦こそが日本でWBSSを盛り上げるためのプロモーターの施策だと思います。

山中選手の思いを踏みにじり、体重超過でタイトルを剥奪され、山中選手を倒したあとにリングでハシャギまわるネリに対しては悪い印象しかない。

完全なヒールです。

そんなネリが参戦するんだから井上選手との対戦は濃厚でしょう。

必ず盛り上がります。

僕はこのとき1Q84でのタマルの言葉を思い出す。

「チェーホフがこう言っている」とタマルもゆっくり立ち上がりながら言った。
「物語の中に拳銃が出てきたら、それは発射されなくてはならない、と」
「どういう意味?」
<中略>
「物語の中に、必然性のない小道具は持ち出すなということだよ。もしそこに拳銃が出てくれば、それは話のどこかで発射される必要がある。無駄な装飾をそぎ落とした小説を書くことをチェーホフは好んだ」
1Q84より引用 著者 村上春樹

ルイス・ネリは井上尚弥選手と闘う運命なのかも知れない。

そして、ドネアも!!?

ドネア選手と井上尚弥選手のカードもあるのか!?

これは面白くなってきました!!

面白い試合というのは本来こういったもの。

僕たちが望む本物のボクシングを井上尚弥選手を中心に日本に広まるという感じではないでしょうか。

将来的に日本にカジノが導入されればボクシングの環境も一変するのではないか。と思っています。

井上尚弥選手のことを中心に話を進めると、展望が広がります。

強さを求めた先に井上選手の目指すチャンピオン像があるのかも知れない。



井上選手は日本のボクシング界に多大な影響を与えています。

わかります?

ここまでリスキーな相手を選び自らを研ぎ澄ましていく井上尚弥選手を見ていると・・

温い相手と試合をし辛くなる。

もう昔のボクシングでは、これからを語れないということです。

アマチュアから選手を引っ張って、噛ませ犬で戦績を作り、レフェリーやジャッジを買収する時代は終わった。

井上選手が日本のボクシング界を底上げしたのです。




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