スポーツコラム

WBSS決勝はドネアと対戦!井上尚弥選手の連勝記録とドネアの強運

決勝では、エマヌエル・ロドリゲスを劇的なKO勝利で無敗対決を制した井上尚弥選手。

全階級を通じて誰が一番強いか?というPFP(パウンド・フォー・パウンド:Pound for pound)でもロマチェンコを超え2位にランクされた。

これは日本人ボクサーとしては初めての快挙です。

1回戦ではタフで知られるパヤノを1R、そして無敗の天才ボクサーロドリゲスを2R、この功績からすれ当然といえるかもしれません。

否が応にも決勝戦での期待も高まります。

連続KO防衛を更新中の井上尚弥選手と決勝戦で戦うのは生けるレジェンドことノニト・ドネア選手です。

スポンサーリンク

ノニト・ドネアって強い?

強いです。

ノニト・ドネア(Nonito Donaire)1982年11月16日生まれ。

フィリピン出身のプロボクサーです。

アジア人として初めて主要4団体(WBA・WBC・IBF・WBO)全てで世界王者となった人物。

獲得タイトル

IBF世界フライ級王者
WBA世界スーパーフライ級暫定王者
元WBC・WBO世界バンタム級統一王者
元IBF・WBO世界スーパーバンタム級統一王者
元WBA世界フェザー級スーパー王者
現WBA世界バンタム級スーパー王者

5階級を制覇したアジアの伝説です。

パッキャオに並ぶフィリピンの英雄です。

左フックで対戦相手の頭蓋骨を陥没させるほどのパワーの持ち主です。

その強さはリング上での紳士的な振る舞いを見れば分かります。

強い選手、偉大なボクサーほどリングの外では紳士的です。

ノニト・ドネアの老いと強さ

ドネアは確かに強いです。

しかし、気に掛かるのは年齢です。

井上選手よりも10歳上の36歳。

未だに底を見せない井上選手の強さに対し、ドネア選手の試合を見ると確かに衰えを感じます。

安定した強さはありますが、まだまだ井上選手の豪快な強さに対応をできるのかが見ものです。

ノニト・ドネア選手と井上尚弥選手を比較

比較するには同じ対戦相手で見るのが一番です。

ノニト・ドネア選手と井上尚弥選手は共通して試合をした人物がいます。

それがオマール・ナルバエス選手(アルゼンチン)です。

井上尚弥選手の実力が決定付けられた試合でもありますね。

井上尚弥vsオマール・ナルバエス WBOスーパーフライ級タイトルマッチ

2014年12月30日に行われた試合。

アルゼンチンの英雄 オマール・ナルバエスは軽量級ではトップクラスの現役王者でした。

アマチュアでは2度の五輪出場。

アマ・プロ通算159戦して一度もダウンがないという驚異的なディフェンス能力とタフネスを兼ねそろえた選手。

当時の井上尚弥選手はプロ8戦目での2階級制覇をかけて挑んだ試合です。

この時の衝撃はいまでも忘れません。

井上選手のあまりの強さに「グローブに何か入っているんじゃいか?」と疑った相手です。

ナルバエスが弱く見えてしまいます。

では、ドネア選手とナルバエスの試合があるので見てみましょう。

ノニト・ドネア vs オマール・ナルバエス 統一バンタム級タイトルマッチ

この試合は2011年10月22日に行われました。

ナルバエスが消極的過ぎて面白味に欠ける試合でしたが。

判定でドネア選手が勝っています。

現在の井上選手はスランプを脱出し強敵のエマヌエル・ロドリゲス選手に2回ノックアウトで乗りに乗っています。

井上選手有利の下馬評は変わらないでしょう。

しかし、僕には気になる点が一つあります。

WBSSでのドネアの強運

井上選手が有利なのは間違いありません。

ただ、僕には気になる事があります。

それは、WBSSで見せるドネア選手の強運です。

全盛期ほどのキレは感じられないドネア選手ですが、それでも決勝戦まで勝ち進んできました。

WBSSトーナメント1回戦では、優勝候補の一人であったライアンバーネットでした。

前半からバーネットのペースで試合は進みましたが、4ラウンドに自ら腰を押さえて屈みこんで座ってしまいます。

そのラウンドはなんとかやり過ごしたバーネット選手ですが、5ラウンドの開始前に棄権。

次に対戦する予定だった最速KO記録を持つテテは肩を痛めて棄権。

代わりにステファンヤングと対戦し、きっちり7ラウンドに左フックで倒しています。

この強運と今までの経験で培ったものがあります。

WBSSの決勝戦も目が離せません。

WBSS バンタム級の決勝戦 試合会場はどこ?

さて、ここで問題になってくるのが試合会場です。

大橋会長はなんとか日本で開催できるように頑張っているみたいですが、井上選手はもはや世界的に有名なチャンピオンです。

これはボクシングの本場 アメリカ ラスベガスでの開催が濃厚じゃないかと思います。

日本では東京ドームに空きがあったみたいですが、天井が高過ぎてWBSSのあのセットが組めないから無理みたいです。

あとはオリンピックの会場に向けた工事などもあることから、日本国内でWBSS決勝戦を見ることは難しいのではないかと思います。

僕からすれば、オリンピックの金メダルよりも凄い事なんですけどね。

WBSS決勝はドネアと対戦!予想 まとめ

いままでの試合を見ている限りでは井上選手のノックアウトが濃厚でしょう。

警戒すべきはドネア選手の左フックですが、僕はこの左フックに対して井上陣営が仕掛けてくると思います。

井上尚弥選手同様に天才トレーナーの慎吾さんには策があるはず。

また、気にかかるのはドネアの強運。

試合が楽しみでなりません。

関連記事

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

さなすけ

会社経営、個人事業主。 妻と子とサスケ(オカメインコ)とクロムハーツを愛し、筋トレに目覚めたブロガーです。

-スポーツコラム
-

Translate »

© 2024 NEW AGEING-LOG