CHROME HEARTS

セメタリーパッチの中に生きるクロムハーツの矜持を探る

クロムハーツ セメタリーパッチ

僕はCHROME HEARTSのアイテムと夜戯れる。

子供がおもちゃで遊ぶが如く、CHROME HEARTSのアイテムたちと語り合うのです。

そうすると見えてくるものがある。

僕はCHROME HEARTSのレザーパンツに魂を感じる。

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CHROME HEARTSに宿る魂


By: jenny818

SOUL

passion

いや、レザーパンツだけじゃない。

リチャードが「クール」と認めたものには彼の慧眼に映る「CHROME HEARTS」が存在している。

私はそれを魂と呼ぶ。SOULだ。

魂を吹き込むには情熱が必要。passion

情熱を吹き込まれたアイテムに矜持が生まれる。pride。

そうクロムハーツのアイテムにはprideがある。

だから着る者の生き方をも定める。

クロムハーツの魂を感じ取れる人々には情熱と矜持が共存している。

クロムハーツのアイテムに見る職人の勢力

クロムハーツ スクロールラベルを研磨

ユーズド市場でも100万円を超える価格になってしまったクロムハーツのライダースジャケット。

僕は、15年ぐらい前の分厚いレザージャケットのアームに間断無く貼られたセメタリーパッチが好きだった。

当時は厚手の革でセメタリーパッチを容赦なく貼っていた。

容赦なく。だ。

あのジャケットを羽織ると腕が曲がらないと思う。

だけど、バイクで転倒しても腕だけは傷を負わないでしょう。

いまでも価格をハッキリと覚えているんですが63万円でした。

SHIRRING BOX JACKETを購入した直後だったので廉価に感じてしまった感覚の麻痺のお陰で記憶に残っています。

現行モデルは着易さも考慮されているのか、上の写真のような使用になっている。

僕にはクロスの間の隙間が気になる。

クロムハーツに隙間は要りませんよ。

腕が曲がらないとか膝が曲がらないなんて気にせずにガツガツ貼って欲しいですね。

クロムハーツのスタッフも言ってたんですけど「職人がノリで貼ってる」って。

糊(のり)じゃないですよ。ノリね。

「おっノリがいいね!」のノリ。

昔に見たレザーパンツなんて勢いがあった。

その勢いが顧客に憑依し大金を払わせたのです。

マジョリティからマイノリティへ グローバリズムの限界

あの当時は接客自体も個別差がありましたし、アイテムにも荒っぽさがあったけどクロムハーツの豪快さがあった。

お客に媚びない姿勢・矜持があった。

客を馬鹿にしているという意味ではない。

自分達の商品に絶対の自信を持っていた。

そんなクロムハーツが僕は好きだった。

商品を売っていこうと思うのならばマジョリティに受け入れられなければならない。

そこで捨ててしまったモノがあるんじゃないかと思うわけ。

着心地を意識した結果、勢いが無くなった。

当時の屈強な男たちを相手にしていたクロムハーツではなく、セレブリティが顧客となってしまったことにより彼らが求める姿になった。

クロムハーツもまたグローバリズムに飲まれているのかもしれない。

リチャード・スタークの哲学がクロムハーツ

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より一般的なものに、ユーザーベースに近づいていくというのも話は分かる。

だけどクロムハーツが一流になったのは、その威厳を誇示した姿勢であるし彼らのスピリチュアル的なものが我々の心に響いたからだ。

わかるかい。

「おれはリチャードとか関係ない。」「クロムハーツがデザイン的に好きだから買っているんだ。」

というコメントをよく頂く。消しているけど。

正直言って自分が見えていないやつの相手をするほど俺は暇じゃないんだ。

着いて来られないヤツは置いていくぜ。

時代の流れは早いかもしれない。

その中で生きていると見えない部分が出てくるかもしれない。

だけど、そんな時にこそ、立ち止まって足下を見てくれ。

脚下照顧。

クロムハーツのデザインが気に入ったのは、そこに彼らの矜持を感じ取っているからなんだよ。

矜持、魂、情熱。呼び方は様々だろう。

知らず知らずのうちにリチャードの哲学に飲まれているんだよ。

俺たちみんなリチャード教

ririsann

リチャードは世界で一番クロムハーツ似合う男だ。

彼が生み出したクロムハーツは彼自身の分身だといっていい。

僕達はリチャードの身体の一部を身に着けているんだよ。

だから、クロムハーツを恰好いいと感じたのなら、それはリチャードを無意識的に認めてしまっているんだ。

本人達は気がつかない。だってそれを無意識というんだから。

だけどね、「リチャードなんて関係ないよ」って粋がっているヤツに限って、リチャード本人を前にしたら

「Nice to meet you(笑顔)」
「May I have a picture taken with you?(超笑顔)」

なんつったりして、スマホだしたりしてるんだよ。

そして過去の自分を無かったことにしてリチャード教に入信している。

心配するな。

リチャードのアイテムを一つでも持っている限り、おれたちはリチャード教だ。

そして彼の眼が生きているうちはクロムハーツは死なない。

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さなすけ

会社経営、個人事業主。 妻と子とサスケ(オカメインコ)とクロムハーツを愛し、筋トレに目覚めたブロガーです。

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