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温度計は体温計じゃない!という話

新型コロナウイルスが流行してから、非接触型 電子体温計体がよく売れている。

ウイルス感染予防として人との接触は避けたい一方で、学校や会社などの人が集う場所ではウイルス感染者を識別するひとつの方法として体温の計測が図られています。

ウイルスを識別するための行っている体温の計測が、体温計に触れることによって感染者を増やしてしまっては一大事です。

そこで、身体に触れずに計測できる電子体温計が注目された。

身体に触れずに体温を計れるというのはウイルス感染防止にも意味合いからでもあるでしょう。

それなのに楽天やAmazonを検索すると、恰も体温計と思わせるような温度計が販売されているじゃありませんか。

【LINK】非接触 電子体温計での検索結果【Amazon】
【LINK】非接触 電子体温計での検索結果【楽天市場】

価格が低いので思わず買ってしまいそうになりますが、これは体温計じゃなくて温度計なのです。

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なぜ、温度計なのに体温計として販売しているのか。

それは安価な温度計は医療機器ではないからです。

体温計は管理医療機器

体温計は「人の生命、及び健康に影響を与えるおそれがあることから、その適切な管理が必要」な医療機器なのです。

体温計というのは誰しもが簡単に販売することができない管理医用機器です。

管理医療機器の製造・販売には認可が必要

医療機器を製造・販売するためには「許可」「登録」が必要です。

それをしなければ一切、医療機器を取り扱うことはできません。

全て薬機法で定められていますので、「許可」「登録」をせずに製造、販売を行うと薬機法違反となります。

非接触型の電子体温計は「皮膚赤外線体温計」という名称で、クラスⅡの管理医療機器に分類されています。

管理医療機器に分類されると簡単に製造販売することはできません。

第三者登録認証機関の認証が必要なのです。

非接触型の電子体温計を調べたいのであれば、下記URLを参照し「皮膚赤外線体温計」で検索すれば、認証済みの医療機器を調べることができます。

【LINL】認証品目リストの公表について | 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構

楽天市場で販売している医療機器の非接触体温計

安価で販売されている電子体温計を見てください。

低価格な非接触体温計が販売されている。

商品ページを見ても医療機器の認証番号すらない。

上の画像をよく見てみると・・・

ん!?体温計と書いてない。

すべて温度計になっている。

これが薬機法に抵触しないグレーなマジックです。

体温計は医療機器ですので認可を受けなければ販売できませんが、温度計なら雑貨扱いで販売できるというわけ。

だから海外から輸入して販売している。

じゃあなぜ楽天で体温計と検索しているのに上位表示されるのかというと、広告だからです。

楽天の有料広告でキーワードを購入することで、顧客は温度計を体温計と思って買ってしまう。

体温計ではないので、もちろん正確性はありません。

というわけで楽天市場やAmazonでは非接触型の温度計と体温計が混在しているので、安価だからといって誤って医療機器じゃない体温計モドキを買ってしまうと「安物買いの銭失い」になってしまうので気を付けましょう。

医療機器の非接触電子体温計

ちなみに医療機器である非接触型 電子体温計も販売しています。


医療機器じゃない体温計 まとめ

あまりにも安価で販売されている場合は医療機器ではない可能性があります。

医療機器の製造・販売の「登録」「許可」にはお金が掛かります。

そのお金を商品に乗せるから、医療機器は価格が若干高めになる。

にも関らず、安価で販売されている体温計モドキは、薬機法違反ギリギリのグレーゾーンを突き進む雑貨なのです。

もしもネットショッピングに不慣れな方なら、騙されて買ってしまう可能性だってある。

雑貨の「非接触電子温度計(体温計)」なんていらない。

もしも、各市町村の薬務課から指導があれば

「体温計じゃなく温度計って書いてます。お客さんが間違えて買ってるだけですよ」みたいな言い訳をするのでしょう。

ユーザーが勘違いをするように仕向けた商品ページというのは、そう仕向けているということ。

これこそ未必の故意です。

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さなすけ

さなすけ

元プロボクサーのデザイン関連会社員。 妻と子とサスケ(オカメインコ)とクロムハーツを愛し、筋トレに目覚めたブロガーです。

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