スポーツコラム トレーニング

筋トレして身体を大きくする→イチロー「全然ダメでしょ(笑)」

投稿日:2016年8月10日 更新日:

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こんにちは、筋トレナルシスタsanasukeです。

トレーニングで身体が進化していくのを見ると嬉しくなりますよね。

ついつい鏡の前で大胸筋や腹筋に力を入れてしまいます。

うん。完璧なナルシスト(笑)

身体が大きくなると嬉しいものです。

ただ一流のアスリートともなると「筋肉を鍛えればいい」というものではないです。

大リーガーで数々の偉業を成し遂げるイチロー選手がインタビューの中で筋トレで身体を大きくすることに対して苦言を呈しました。

ここにはイチロー選手がもっとも大切にするものがあったのです。

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身体と真剣に向き合うこと イチロー選手インタビュー

・イチロー選手 大リーガー
(以下:イチロー 「呼び捨てしてゴメンなさい!」)
基本的には人体の動きを理解してプレーすれば怪我を防ぐこともできる。例えば「肩の力が入っているお前、リラックスリラックス」と言われても肩の力だけを抜いても無理。これは僕の感覚ですけど、膝の力を抜かなきゃダメなんですよ。膝の力を抜いたら肩の力も抜ける。そういう事を理解しているかどうかは非常に大事。眼に見える部分しか言えない人が多い。っていうか目を付けられない人が多いです。
・稲葉篤紀 元プロ野球選手
(以下:稲 略しすぎてゴメンなさい)
いまトレーニングで、けっこう身体を体を大きくして、それを活かすみたいなのが流行っている・・・

・イチロー:いやいや全然ダメでしょ。そんなの。フフ。自分の持って生まれたバランスは絶対ある。それを崩してはダメ。

だって、トラとかライオンとかはウエイト(トレーニング)しない。

人間は知恵があるから、いろんなことをやっちゃうんですよ。

本来のバランスを保ってないと・・。

だって筋肉は大きくなってもそれを支えている関節とか腱は鍛えられない。

だから壊れちゃう。

重さに耐えられないから。

大きくしたら膝に(圧力がかかる)くるし・・

関節にきますよね。

当たり前のことなんですよ。

だから人体を理解すると・・・動きとかトレーニングもそうですけど

それでだいぶ差が出る。

・稲:それ分かったのっていつぐらい。

・イチロー:僕も結構やりましたからねウエイトトレーニング。やって身体が大きくなったら・・バカだから嬉しくなるじゃないですか。(笑)

ああ俺もちょっと大きくなった!ってなるんですよ。

春先、スイングスピードが落ちるんですよ。

回らなくなくなっちゃう。この辺が(大胸筋あたり)

そういう失敗も毎年重ねて・・・6~7年は同じことを繰り返してました。

・稲:で、その時にふっと気付いたの?

・イチロー:毎年不思議だったんですけど、春先ぼく全然動けない。シーズンに入ると痩せてくるじゃないですか。

でシーンズン入ったらそんなトレーニングは出来ないんです。

ガンガン春に作った体をキープできない。

じゃあだんだん痩せて行くんですよ。

そうすると、スイングスピートが上がってくるんです。

無駄なところが省かれてくるから。

それが答え。

本来のバランスを崩しちゃいダメなんですよ。

だから、いまは情報が多すぎて、どれをピックアップしていいかが。。という問題はあります。

・稲:いまはそういう時代になってきてる。
知識がすごく、こう・・あり過ぎる。
・イチロー:頭でっかちになる傾向はあるでしょうね。いまの時代は。
・稲:でも、最短でいける可能性もあるじゃないですか。

・イチロー:無理だと思います。失敗をしないで辿り着いた、まったくミスなしでそこに辿り着いたとしても・・・

深みはでない。

単純に野球選手としての作品が良いモノになる可能性はない。

やっぱり遠回りすることってすごく大事。

結局無駄な事って無駄じゃない。っていう考え方すごく大好きで・・、

でも今やていることは無駄だとは思っていないですよ。

「無駄」に(向かって)飛びついているわけではないですけど、

「あとから思うとすごい無駄だった」ということは凄く大事。

合理的な考え方って凄くキライ。

遠回りすることが一番近道。

トレーニングの効果は相対的

筋肉を鍛えることでパワーを付けるという考え方はある。

体重別の階級がある競技においても、増量にはウエイトトレーニングを用います。

たとえば剛腕を作るために腕の筋トレをやりまくって、腕が太くなる。

上腕二頭筋から三頭筋が太くなる。= パワーがついた!

ここまでが筋肉が持つ力です。

パフォーマンスとはまた別次元ということです。

基本的に筋トレというのはひとつの運動で得られる効果は一つと考えるべき。

それはトレーニングでの大前提というべきことなんです。

「1つのトレーニングがもつ強い生理学効果は1つである」ということ。

例えば、筋力を高めるトレーニングをしたときに起こることは筋力の増強であり、必ずしもスポーツ競技力の向上ではありません。

筋力トレーニング自体も、1つのメニューで鍛えられるパートは1つの部分(メニューによっては複数の場合も)なので、それ以外のことを求めてはいけません。

こういう考えはそれなりに浸透しているとは思いますが、「このトレーニングをすると、こんな効果もあり、あんな効果もある」といった過剰な宣伝が行われることもあるため、

誤解してしまうケースも少なくないと思います。

これさえやれば筋力もつくし、外見上の変化もあるし、競技力もアップするし、健康にもいいし、お肌もツヤツヤになるし・・・・

といったものを誰しもが望んでいるでしょう。

しかし現実は、一つのトレーニングに求めていいものは1つだけ。

別のことを望むのであれば、それを目的とした別のトレーニングをする必要があるのです。

そして、それぞれのトレーニング効果の組み合わせによって、最終的な結果を考えなければいけません。

まずはそういう認識そすることが大事だと思います。

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たとえば、腹筋ローラーはトータルフィットネスだから全身の運動としての効果があり、また体幹をも鍛えられるとされています。

だからと言って、いまやっているスポーツ競技にパフォーマンスが向上するとは限らないということです。

フロイト・メイウェザーが腹筋ローラーをやっていたからといって、あなたがそれをやったからパフォーマンスが向上するとは限らない。ということ。

僕は長年身体を鍛えていてわかったんですけど、同じトレーニングをしても人によっては効果の出方が全く違うのです。

僕が毎朝5kmを走ったらスタミナが持つようになっても、あなたがそれをやってスタミナが持つとは限らない。

対戦相手を前にして抱く緊張感は人それぞれ違います。

身体の力の入れ具合でもスタミナは全く違う。

ボディメイクとパフォーマンス

 

見せる身体を作るためにトレーニングをするのとパフォーマンスの向上が求められるアスリートとでは目標が違います。

一方は目に見えますが、一方は行動の上でないとわかりません。

微妙な身体との対話が必要なんです。

アスリートは感じる力が非常に大切になります。

トレーニングでもPDCAは必須。

イチロー選手はトレーニングでの経験を実戦に活かしています。

どのようにトレーニングをしていくのか。

こういった課題はそれぞれの選手が持つべきですし、トレーナーはトレーニングの目的を理解するべきでもある。

選手との見解に違いがあるのなら、それを解いてあげるのもまたトレーナーの仕事です。

・スパーリング(実戦練習)中に身体の軸が定まらずバランスが悪い。

・体幹が弱いんじゃないか?と仮説を立てる。

・体幹を鍛えてみる。

・体幹トレーニングを実施する。

・再度、実戦練習をする。

a=動きが良くなった!

b=動きが悪くなった、あまり変わらない。

aの場合、体幹トレーニングにより身体のブレがなくなり、下半身に安定性がでた。

ということは、このトレーニングは正解だったと言えるでしょう。

bの場合、トレーニングの方向性が誤っていたということ。方法を変えてみる。

トレーニングでもPDCAを回すことが必要です。

Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)

P=プランを立て、
D=トレーニングを実行し、
C=効果を検証し、
A=さらに実行する。

身体の変化は急激には行われないので検証には時間がかかります。

そのため「身体と向き合う」ことは非常に大切です。

僕も無理をしがちなところがあるので気をつけたいです。

いま右腕の上腕と左肘が痛い(汗)

身体と向き合います・・・。

トレーニングというのは試行錯誤、PDCAの繰り返しなんです。

それを感じるのはデータ化した数値と感覚。

ここをすり合わせることでパフォーマンスを上げていく。

まとめ

アスリートのトレーニングはただ負荷を強くするというものではいけません。

自分を高めるにはどのように鍛えるのか?

また、自分を勝たせるにはどのような戦略でいくのか。

というのも一つの課題でしょう。

陸上ハードルの為末大さんのように、100m走(短距離)では世界に勝てないことを痛感し、ハードルでメダルを獲ったのも戦略です。

スポーツの世界でも、ただ我武者羅にトレーニングに取り組むアスリートよりも、考えながらトレーニングをするアスリートの方が才能を開花させやすい。

プロボクシング 世界ヘビー級 統一王者のマイク・タイソンも「難しいのはトレーニング。簡単なのは実際にリングで戦うことさ」と言っています。

考えることが苦手な選手もいます。

そういった選手のためにトレーナーが存在するんですよね。

やはり、選手を導く指導者というのは常にインテリジェンスに富む必要がある。

日々勉強ですね。

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