長女が幼稚園を卒園した。
入園したのが、ついこの間のような気がしたけど気が付つくと卒園。
あれからもう2年の月日が流れた。
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ムスメの担任を受け持って下さった先生の寂しそうな顔が印象的でした。
「明日からもう「おはようございます!」と登園してこないのかと思うと寂しくてたまりません。」
と涙を流す先生の言葉は、離れていく寂しさと巣立っていく嬉しさが入り混じった感慨深いものだった。
先生に愛されてここで過ごせた園児たちは本当に幸せだったと感じる。
人の暖かさや大きさを感じられる空間だった。
幼稚園というのは、人として根幹の部分になると思う。
先生たちは「子供たちから色々教えられた」と何度も言っていたけど、僕も幼稚園から学んだことは大きい。
寧ろ幼稚園で気付かせてもらった事が多々ある。
幼少の頃に学ぶ道徳心こそが、人間として大切な部分だったりする。
挨拶をする事、弱い者に優しくする事、弱い者を守ること、周りの人を幸せにすることが、自分の幸せを築くことに改めて気が付かせてもらった。
そうこれは当たり前のこと。
だけど、それを忘れられているのが社会なんです。
当たり前過ぎて忘れられている。
自分の利益を最優先し、効率を追求する社会ではむしろ邪魔になることもある。
僕が幼稚園や子供たちに教えてもらったのは歩くスピードを落とすこと。
それによって見えてくるものが変ってくる。
通勤時に焦燥感と時間に追われるなかで歩くのと、子供の手を引いてゆっくり周りを見て歩くのでは、同じ道でも見えてくるものが全く違う。
同じ道を歩くなら楽しく生きよう。
楽しい人生を過ごそう。
人生は自分次第でいくらでも楽しくなる。
娘の成長の嬉しさと寂しさに浸った一日でした。