こんにちは。
緊急事態宣言が続き、経済的なダメージをかかえている方も多いと思います。
いつになったら緊急事態宣言が解除されるのか。
そんなとき、大阪の吉村知事が気になるツイートをしていました。
実効再生産数は重要な指標なので、当然、大阪でも検討した。しかし国から公表された実効再生産数によれば、緊急事態宣言前の4月1日時点で既に全国平均も東京も1を下回っている。最も緊張が高まった宣言時も1以下。4月10日時点で東京0.5、大阪0.7。解除基準には使えない。 https://t.co/F4OXNPf79L
— 吉村洋文(大阪府知事) (@hiroyoshimura) May 6, 2020
実効再生産数
実効再生産数というのは、1人の感染者が平均何人を「感染させるのか」「うつすのか」という指標です。
この数値はウイルス感染者が拡大している状況で、その感染力を示す指標となります。
ひとつの目安です。
分かりやすくいうと、実効再生産数が「1」を超えると、1人から複数人へ感染させているということ。
感染者が増えていく状況にあるということです。
それとは逆に「1を下回る」と感染者が減っていく状況にあり、ウイルスの流行は終息に向かっている。
では、上の吉村知事の発言を見てみましょう。
最も緊張が高まった宣言時も1以下。4月10日時点で東京0.5、大阪0.7。解除基準には使えない。
え!?
最初からこの数値出してましたっけ?
緊急事態宣言を出した段階で1を下回っているということは、既にピークアウトに向かっている状況で緊急事態宣言を出したことになります。
しかーし、僕たちは怖かった。
あの有名な芸能人の方々もお亡くなりになり、ウイルスに対しての恐怖はあまりにも身近に感じていた。
僕も兵庫県の知事がマスクもしないで、学校を休校しなかったことに腹を立てた。
しかし、数字を見てしまうと何も言えなくなる。
データが終息を物語っている最中の緊急事態宣言だったということになる。
池田信夫氏のツイートが全てを語っている。
つまり最初から緊急事態宣言は必要なかったということです。 https://t.co/JuqNvByG8o
— 池田信夫 (@ikedanob) May 6, 2020
私たちはメディアに踊らされたのか?
しかし、実行再生産数が1を下回っている状態で緊急事態宣言を出してしまった今となっては、別の指標で解除をしなければならないのか。
難しい判断を迫られる。
新型コロナウイルスではなく、経済の鈍化が死を招く状況になりつつある。