僕がこのレザーパンツを手に入れたのは1999年4月。
当時は、創設者のリチャード・スタークが愛用しているということで人気のレザーパンツだった。
特に28インチ~30インチといった日本人の体形に合ったパンツは店に出すと直ぐに完売してしまう程だった。
ユナイテッドアローズには入荷の予約も入れていたが、それよりも早く手に入れたいという思いから毎週、大阪心斎橋のユナイテッドアローズへ通っていた。
そんな時に見つけたのが、このレザーパンツだった。
僕が欲しいサイズは28インチでしたが、この29インチでも十分に「パツパツ」な状態だったのでその場ですぐにお買い上げしまいた。
裾直しが完了した後に、CH担当スタッフから連絡があり
「レザーパンツに関してはスタッフKが裾の長さやサイズ感を確認するので、一度時間を合わせて来店して貰えますか?」
との事でした。
僕からすると「レザーパンツを買ったときに裾は何度も合わせたのに、どういうことなんだ?」と思いましたが、来店日時を告げてスタッフKに確認してもらうことにしました。
そして、ユナイテッドアローズでスタッフKから色々とレザーパンツについての講義?を受け、レザーパンツを受け取りました。
こんなアローズの演出もあり、レザーパンツに関しては特別な感情を抱く事になった。
このCHROME HEARTSに対するユナイテッドアローズの姿勢が日本の市場でCHROME HEARTSを成功させた要因だった。
媚びない姿勢・態度というのも孤高のブランドを作るために必要だったのでしょう。
あれから20年以上経ちますが、いまでも愛用していて寒くなると毎日の様に穿いています。
ダメージがある箇所にはCHROME HEARTSがクロスのレザーパッチで補修をしてくれています。
当初は「一生無料」だった修理もいつの間にか有料になり、現在では高額を請求されます。
修理費が嵩み懐が痛いです。
噂では、レザーパンツは生産中止になるみたいです。
もう10年ほど前から、当時のCHスタッフから「近頃は売れなくなりました」と聞いていたので、
それもあり得ると思います。