オールデンを購入したとき、ついでに買ったシューツリー。
しかし、このシューツリーこそが大切な靴を長持ちさせるためには必須のツールと言えるのです。
履いた後の靴に入れるこのツールにはいったいどんな効果があるのでしょうか。
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シューツリーとは靴を守るツール
シューツリーは靴の形状を保つものです。
靴は長く履くと型が崩れてきます。
何日も履き続けると、靴は爪先から反り返ったような状態になってしまいます。
これを放置しておくことは革靴にとって非常に悪い状態と言えます。
反り返りなどが酷くなると靴シワが深くなり革を傷め、ヒビ割れの原因なったりします。
シューツリーは別名をシューキーパーといいます。
キーパーには番人という意味があり、まさに靴を守る番人の役目をしてくれているのです。
革の強敵!湿気・湿度から守る
「日本は湿気が多いので買っておいた方がいい」
わたしがオールデンを購入した際に、LeatherSoulのスタッフから言われた言葉です。
革モノは湿度に弱いのは皆さんご存知の通り。
梅雨など雨季がある日本では除湿は必須だと言えるでしょう。
また、スペンコのインソールでもお話したことですが、人が一日靴を履きっ放しにしたときにかく汗の量はコップ一杯分(200cc)にも及ぶと言われています。
個人差はあるでしょうが、それだけの水分がジワジワと靴の中に染み込んでゆくのです。
しかも内側からなんてたまったもんじゃ有りません。
シダー(杉)素材のものは湿気を取る効果もあります。
それによりカビを防ぎ靴を長持ちさせる要因となります。
写真のシューキーパーが私が愛用しているものですが、オールデンが3つにトリッカーズ用にに購入したシダー素材のブーツ用のシューツリーが一つ。
先にお話したとおり、除湿を目的にしてので全て木を用いたシューキーパーです。
シューキーパーのデメリット
シューキーパーを入れることのメリットをお伝えしてきましたが、下記雑誌の中でデメリットが掲載されていましたので追加の情報として記載します。
その靴のためのシューキーパーの場合は入れっぱなしでも特には問題がないとの事。
専用のシューキーパーとは、例で言えば以下のようなオールデンのシューキーパーもそれに当たる。
だけど、汎用されているシューキーパーの場合、スプリングが強いシューキーパーだとマッケイ製法やセメント製法の靴に使用すると裂けてしまう可能性がある。
このあたりは注意して使用していただきたい。
靴を守るはずのシューキーパーも知識が無い人がもつと凶器になってしまう。
オールデンとシューツリー
靴は一回履いたら2、3日休ませるという鉄則のような暗黙ルールがありますが、僕は気に入っている靴は連日ガシガシ履いてしまいます(汗)
靴にとっては過酷な日々だと思います(汗)
そんな柔な履き方をしていないオールデンは7年目に突入したいまも健在です。
寧ろ、購入当初より革が僕の足にフィットし素晴らしい履き心地となっています。
そんなオールデンを支えたのがシューツリーなのです。
養老先生の著書にも書かれていたことですが、人は予防に対しては中々評価をしません。
起こったことを沈静化させたら評価されるのに。
テロの犯人が「関空で取り押さえられ入国できなかった!」となると人は評価しますが、そもそもテロル犯が入ってこないような政策や施策には見向きもしません。
私たちは普通の生活が出来ているのは、予防線が張られている平和な国で過ごしているからなんです。
毎日、普通に靴を履いてトラブルなく出掛けられるのは、予防線を張るシューキーパーがあるからです。
シューキーパー。
その名の通り正しく靴の番人です。
靴を守りたいなら所持しておきたい。
【ALDEN】オールデン シューツリー(メンズ) フレキシブルタイプ