私がCHROME HEARTS(クロムハーツ)にのめり込んだのは1996年頃。
きっかけは、ユナイテッドアローズで購入したロングスリーブTシャツでした。
その後、定番のクロスペンダントをユナイテッドアローズ心斎橋店(BIG-STEP)で購入。
当時は接客がかなりツンとした印象で、ロングスリーブTシャツ購入時には塩対応だったので、ペンダントを買うときは少し緊張したのを覚えています。
後にUAスタッフから「客に媚びない接客」を教育していたと聞きました。
CHROME HEARTSと革の思い出
CHROME HEARTSを現在の地位まで押し上げたのは、ユナイテッドアローズの功績が大きいでしょう。
当時、UAが掲げていたコンセプトは「ロック世代のエルメス」「ラディカル&シック」。
正規代理店はアローズだけでなく、岩手・盛岡のインテレクチュアルギャラリーもあり、今ほど販売ルールは厳しくありませんでした。
本家のCHROME HEARTSが忌み嫌うストリート雑誌のインタビューにRichard自身が登場していたし「東京にCHROME HEARTSオンリーショップが出来る」とまで語っていました。
こんなの企業からしたらトップシークレットだったと思いますが「緩さ」が良い時代でした。
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ロールスロイスのシートと同じ革?
当時の雑誌では「CHROME HEARTSのレザーはロールスロイスのシートと同じ革」と紹介されていました。
初めて触れたCHROME HEARTSのレザーは、硬さだけでなく重量感と質感があり感動的でした。
クロスパッチが施されたレザーパンツはまさに憧れの象徴でした。
コノリー社とは
コノリー社は1878年創業のイギリスの老舗レザーメーカーで、高級車やヨット、家具などに最高品質の革を供給してきました。
ロールスロイスやアストンマーティンに革を供給してきたコノリー社
引用元:GMTinc
CHROME HEARTSのベルト「ガンスリンガー」
私が所有するCHROME HEARTSのレザーアイテムの中で、2番目に古いのがベルト「ガンスリンガー」です。
入手日は1998年12月12日(土)。
重量感のあるシルバーバックルが魅力のガンスリンガー
ガンスリンガーの意味
「ガンスリンガー(Gunslinger)」とは、西部開拓時代の早撃ちガンマンを指す言葉。その無骨さを感じさせるデザインです。
ベルトのレザーについて
このベルトのレザーストラップがコノリー社製かどうかは不明ですが、現行品よりも質感が好みです。
長年愛用することで深みのある色味に変化したベルトレザー
まとめ
CHROME HEARTSはデザインだけでなく、素材へのこだわりがブランドの魅力を支えています。
特にレザーは、コノリー社のような歴史ある革メーカーと関係を持つことで、耐久性と高級感を両立。
私にとってCHROME HEARTSは単なるファッションではなく、人生の歴史と重なる存在です。