【LINK】クロムハーツ写真集
CHROME HEARTSを語るのならば目を通しておきたい一冊です。
わたしにとっては聖書のようなもの。
リチャード・スタークが創り上げたCHROME HEARTSの世界観が詰まっています。
現代になってもリチャード・スタークが変えたくないとしているものが何なのかも、写真集に掲載されたインタビューを読めば分かります。
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リチャード・スタークが変えたくないものとは?
進化し続けるブランド「クロムハーツ」のクロムハーツですが、クロムハーツマガジンのインタビューでリチャードの娘が語った言葉が気になった。
SJ(スティーヴ・ジョーンズ):話を進めよう・・・クロムハーツのことになるとママやパパと衝突したりするの?
JJ(ジェシー・ジョー):ええ。パパは何も変えたくないけどママは完全に新しモノ好き。
私はその中間って感じ。
だから皆で言い争いになる。
でもそこから何か良いものができるわ。
言い争いになる・・・・。
ビジネスの場では常に変化を求められる。
変化というか新しいモノ。つまりは新作を求められる。
リチャードが変えたくないものとは何なのか?
その「変えたくないもの」が我々の心を捉え、今猶クロムハーツを愛していられるのではないだろうか。
以前にも書きましたが、WESCOのカスタムオーダーショーに訪れた客層をみたリチャードは喜んでいたと聞きました。
それは2013年10月18日(金)~10月20日(日)にCHROME HEARTS TOKYOで行われた「CHROME HEARTS×WESCO BOOTS Custom Order Show」の話。
CHROME HEARTSのリチャード・スタークは客層を見てとても喜んだという話を聞きました。
現在のCHROME HEARTSの傾向からすればセレブリティな客層ばかりだろうと予想していたRichardですが、そこに集ったのはバイクとアメリカの匂いを漂わせたジャパニーズタフガイ。
昔のような屈強な男たちにCHROME HEARTSが受け入れられている喜びを感じた様です。
その話を聞いた私も嬉しかったです。
私たちが愛しているCHROME HEARTSはやはりRichardが創ったCHROME HEARTSなのだという事を改めて実感しました。
このエピソードが本当ならRichardも昔のCHROME HEARTSを愛していると同時に、現在変わりつつある、また変わってしまったもの、失ってしまったものを理解しているということです。
それが私には嬉しいです。
いままでの様なCHROME HEARTSの独特の時間軸の中でインテレクチュアルギャラリーのような自由でフリーなカスタマイズを受け入れてくれるような期間を持ちながら伸び伸びとやっていけばよかったのではないかと思うわけよ。
いやもうここまで拡大してしまって「元に戻せ。」と言われても無理は承知。
ただ、写真集でリチャードが語っていたような大きな精神を受け継いで欲しい。
受け継いで欲しいと言うか汲み取って欲しい。
資本を投入する大本に理解してもらいたい。CHROME HEARTSの時間軸を。
では、この辺で。