購入日:1999年4月7日(水)
購入店:ユナイテッドアローズ 心斎橋店
価格 :720000円×TAX
15年間を過ごし、16年目の冬に突入したCHROME HEARTSのレザーパンツです。
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ユナイテッドアローズ心斎橋店へ通う日々
当時の日本ではCHROME HEARTSはすぐに入手できるような代物じゃなかった。
価格の問題もそうなんですが、そもそも在庫があまり無い。
レザーパンツも入荷してもすぐに完売。
特に私のサイズ「28インチ」はすぐに売れてしまうとの事。
その為、バイトで貯めた札束を財布に忍ばせユナイテッドアローズへ通う必要があった。
そして1999年4月7日、商品棚の上に無造作に置かれていたレザーパンツと出会う。
サイズは若干大きめの29インチでしたがフィッティングでは問題無し。
あまりの嬉しさと興奮。
これが中毒となり現在のクロムハーツに対する情熱となっている。
育てる楽しみがある。レザーパンツのエイジング
穿き始めてから暫くすると裾の内側が解れだし、
クロスパッチでの直しに出したいという旨を担当スタッフに伝えると
「初回修理は送料も無料なので、もっとボロボロに穿き込んでから出しましょう」
と諭され、そのまま1年ほど穿き続けた。
修理は当時の担当スタッフが対応。
私がレザーパンツを穿きその状態で鏡の前に立ち
担当スタッフがチョークでクロスパッチを施す箇所を記していく。
また、若干の擦れや小さな傷に関しても
「無料なんでここにもクロスパッチを貼っておきましょう」
と解れた箇所だけでなく少しの傷でもレザーパンツに
クロスを書き込む担当スタッフ。
オープンして間もないクロムハーツオオサカの店内で行う
クロスパッチでの修理依頼作業は大変楽しい時間でした。
クロムハーツ セメタリーパッチでお直し
修理から上がってきたレザーパンツ見たときは感動しました。
ただクロスを貼り合わせたいるのではなく、
上下が交差するようにクロスパッチを連ねる。
分厚いレザーを縫い合わせる豪快な作業と
繊細な縫製の技術が見事に集約され一つの芸術品を
レザーパンツに埋め込んでいく。
出来るアイテムがこのレザーパンツだと思います。
ユーザーの履き込みと職人のメンテナンスで命が吹き込まれてゆくCHROME HEARTSは
まさに一生モノのアイテムと呼ぶに相応しい逸品です。