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マニー・パッキャオが訴えられた!フロイド・メイウェザーとのドリームマッチはドリームジャンボ並みの損害賠償額

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パッキャオ「けが隠し」で損害=ファンが集団訴訟―ボクシング
【ロサンゼルス時事】2日に米ネバダ州ラスベガスで行われたプロボクシングの世界ウエルター級王座統一戦で、マニー・パッキャオ(フィリピン)が右肩の負傷を隠してリングに上がったため損害を被ったとして、ネバダ州の住民らが5日、パッキャオ陣営を相手取り、500万ドル(約6億円)以上の賠償を求める集団訴訟を起こした。
米スポーツ専門局ESPNなどが報じた。

パッキャオは試合の約2週間前に右肩を負傷しながら、試合を統括するネバダ州コミッションへの報告義務を果たしていなかったという。
訴えは「陣営は、パッキャオが深刻なけがをしており、戦いに深刻な影響を与える可能性を分かっていた」と主張。

ファンはそうした情報を知らされないまま、試合直前に発売された高額な入場券を購入したほか、有料放送を視聴したりパッキャオ勝利に賭けたりして損害を受けたとしている。

怪我を隠してリング上がり、素晴らしいファイトを繰り広げた選手に対して賞賛を贈るならまだしも、訴訟を起こして金を奪おうなどとはどういう神経をしているんだろう。

怒りという言葉では生ぬるいぐらいに腹が立つ。

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リングに上がる者は「勝つ」ことを考える。

どう戦うかを考える。

ボクシングのように相手の一対一で対峙するスポーツは心理の駆け引きが非常に重要になります。

相手の細かい動きを見切る洞察能力が長けたものが殴りあうのです。

そんな緊張が張り巡らされたリングに挑むものにとって怪我は弱点でしかない。

野性の動物たちがそうするように「野性の勘」を持つファイターならば怪我を隠すのは道理。

毎日、身体を酷使するスポーツ選手に怪我は付き物です。

身体のどこかが痛いってことはある。

そして、パッキャオは最後まで隠し通し試合を終えたわけだ。

それを後々肩の負傷がわかったからと言って訴訟とは何事なんだ。

パッキャオ陣営だってさ「負けた理由付け」ってのが欲しいしんだよ。

選手を保護するためにもそういう事って言うじゃん。

事実がどうかは不明だけど。

「賭けて損したヤツはお前が悪いんだよ。」と言いたい。

そもそも、ギャンブルで負けておいて何言ってんだよって感じです。

競馬で馬が怪我してたから損害賠償を請求するようなもんですよね。

ギャンブルの公平性からいっても怪我は隠すべきなんじゃないのかなって思いますけど。

たかっているようにしか見えないんすが。

裁判では被害者に立証責任がある

さて、裁判となるとこの場合、訴えた側(原告側)に立証責任があります。

パッキャオが怪我をした事によって6億円の損害が生じたことを立証する責任が出てくるわけです。

けど、どう立証するんでしょうか?

そもそも怪我をしていなければ確実にパッキャオが勝っていたという証明が必要なんじゃないの?

メイウェザー相手に「怪我がなければパッキャオが勝っていた」っていうのを立証するのは難しいと思います。

てか不可能です。

もしも、そんなのが認められたなら、逆にメイウェザーが名誉毀損で訴えるんじゃないでしょうか。

もうグチャグチャです。

お金が絡むとグチャグチャになります。

そもそもこの提訴を受理すれば、他のスポーツ選手に対して悪徳弁護士が訴訟を起こすかも知れません。

または訴訟を起こすぞ!と脅して示談金を要求したり。

なのでここで事例を作っちゃだめ。

受理せずスルーで。

ユーリ・アルバチャコフ 対 渡久地隆人

この一件で思い出したのがユーリ・アルバチャコフ対ピューマ渡久地こと「渡久地隆人」との一戦。

1996年8月26日、ユーリ・アルバチャコフの9度目の防衛戦です。

本来であればこの日より5年も前に対戦するはずだった二人。

渡久地さんの失踪で試合は流れた。

当時からユーリ・アルバチャコフさんの強さはボクシング界に知れ渡っていましたので渡久地さんは「逃げた」とも言われてました。

その試合が壮絶だった。

もうユーリが圧倒的な強さを見せた。

完璧なまでのボクシング。的確なコンビネーションに破壊力にあるパンチ。

切れ味の鋭さは今でも彼の右にでるものはいないといえるでしょう。

そして試合は9回TKOでユーリが格差を見せ付けた内容の勝利だったのですが、驚いた事に彼は右手中指を骨折していたんです。
※試合はその年の年間最高試合に選ばれました。(勇利にとっては3度目の同賞受賞)。

僕はまったく気付きませんでした。

試合中に知っていたのはユーリ陣営だけだったのではないでしょうか。

僕は彼の精神的な強さに惚れましたね。

シビレましたよ。

僕はユーリ・アルバチャコフのボクシングスタイルが好きで、また彼のドキュメントを見ていたときに

「チャンピオンになったらお母さんに洗濯機を買ってあげる」のが夢だと語っていました。

もうね。

この言葉で僕はファンになっちゃいました。

彼の優しさに打たれた日本人のファンは多かったと記憶しています。

競い合うことの本来の意味を教えてくれるスポーツ

スポーツって全て純粋なんですよ。

ルールが明確で勝敗がハッキリ決まる。

選手は長い人生のうち一瞬の輝きの為に死に物狂いで心身共に鍛え上げ試合をします。

最高のパフォーマンスを見せるために。

そこにはただ勝利に向かった純粋な者しか存在しません。

競い合うことによってお互いが高められるのです。

お互いが力を引き出し最高のパフォーマンスを見せてくれるのです。

だからスポーツは見ていて気持ちがいいのです。

仕事のストレスをスポーツを見ることで発散出来るのです。

なのに、訴訟なんかで勝負にあやを付ける行為は謹んで貰いたいです。


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さなすけ

会社経営、個人事業主。 妻と子とサスケ(オカメインコ)とクロムハーツを愛し、筋トレに目覚めたブロガーです。

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