計量パス🤙🏻
この一年でパワーアップした
姿を明日見せたいと思います。
日本から声援パワーを送って下さいね👍🏻
それではまた明日!! pic.twitter.com/Bt5cmtoU0f— 井上尚弥 Naoya Inoue (@naoyainoue_410) October 30, 2020
世界ボクシング協会(WBA)と国際ボクシング連盟(IBF)のバンタム級王者(WBAはスーパー王者)の井上尚弥(27)選手が10月31日(日本時間11月1日)にアメリカ ネバダ州ラスベガスでジェイソン・モロニーを相手にメインを飾る。
井上尚弥:戦績19戦19勝(16KO)
ジェイソン・モロニー:戦績21戦20勝(17KO)1敗
いよいよ迫ってきた井上尚弥選手の試合です。
井上選手が別格なのはただ単に「世界チャンピオン」というだけじゃない。
日本のボクサーがラスベガスでメインを飾るなんて未だに信じられないくらいです。
そして、どこへ出しても恥ずかしくない礼儀正しい好青年。
日本が誇れる世界のボクサーです。
井上尚弥選手は私たちファンを別のステージへ連れて行ってくれる。
今回の試合はWBSS決勝のドネア戦のような不吉な感じはありません。
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WBSS決勝を振り返る
1年前のWBSSバンタム級トーナメントで見せたノニト・ドネア選手の強運には不気味なものを感じました。
決勝まで吸い上げられるように進んできたノニト・ドネア。
まさにドネアの強運とも呼べるべきことが続いた。
WBSS決勝で引っ掛かった点
弟である井上拓真の敗戦
ボクシングの興行を何度も見てきた経験ですが、このようにジムが色々な方向に目を向けてしまうと失敗することってあるのです。
このときの興行は井上尚弥選手の試合に集中すべきだったと思いました。
拓真選手が負けると思っていたわけではなく、そういうリスクは取り除くべきだったと思うのです。
井上兄弟は本当に仲が良く、トレーニングも一緒にしています。
過酷な鍛錬と減量を乗り越え、同日にリングに上がるのです。
また、ジムメイトというだけじゃなく拓真選手は家族です。
そんな寝食を共にした弟が自分の前座に出るというだけでも集中力は途切れます。
その中での敗戦・・・。
井上選手の精神に何らかの変化があったと思います。
ノニト・ドネアの強運
WBSSの決勝まで吸い込まれるように上がってきたドネアの強い「運」にも何か「気持ち悪さ」を感じた。
ノニト・ドネアは強い選手ですが、どう考えても全盛期よりも力が落ちていました。
だからこそ、井上選手はそこに隙が出来たのです。
そしてドネアの伝家の宝刀である左フックがその隙を突いた。
前回の試合では井上選手がドネアのパンチを自ら受けるシーンがありましたが、全盛期のドネアを相手にしていたら、そういう形で「精神的優位性」を井上選手は取りにいかなかったと思う。
そして、ボディでダウンはしたもののオーバーカウントに救われた。
本来であればノックアウトとされるべきですが、これもWBSSで見せたドネアの強運でしょう。
だけど、裏を返せばその強運に守られたドネアでさえ、井上選手には勝てなかった。
眼窩底骨折とカットをした後、井上選手のアウトボクシングは素晴らしかった。
ドネアのパンチを貰わずに、ヒット&ウェイを繰り返す。
あの危機的状況の中で臨機応変に動けるスタイルの幅を見せた。
WBSSの後に、井上選手の評価が上がったのは、ボクシングIQの高さでしょう。
伝説が始める第二章
2020.10.31 pic.twitter.com/ZPX6E7ZDAN
— 井上尚弥 Naoya Inoue (@naoyainoue_410) October 27, 2020
井上選手はこの試合をスタートラインとしている。
更なる高みを目指すための大切な試合だと分かっています。
精神的にも引き締まり、前回の試合で見せて脆弱な部分はカバーしてくるでしょう。
僕の予想では前半1R~2RでのKO勝利を予想します。
眼窩底骨折の影響はきにしなくてもいいでしょう。
僕も眼窩底骨折の経験者ですが、手術の必要がないのなら「見え方」に問題はないはずです。
僕の場合はいまでも上目使いにすると二重に見えるのですが、あまり気になりません。
二重に見えることでアゴが上がってしまうことも懸念されますが、拳の動きが見えるので問題ないでしょう。
モロニーの進化によって試合は変わる
モロニーはWBSSの一回戦でロドリゲスに負けています。
負けているといっても判定は2-1(115-113、115-113、113-115)の接戦です。
モロニーが判定負で敗れたロドリゲスを井上選手が2Rでノックアウトしているから、楽勝というのはあり得ません。
捨てるものがないモロニーには肩の力を抜いた自分のボクシングが出来るでしょう。
モロニーは今回の試合に向けて下記の様なコメントをしています。
僕はかませ犬でいることを気に入っている。みんなが間違っていると証明することも大好きなんだ。僕の自信と確信は17年間の努力と自己犠牲から成り立っている。この競技に人生を捧げてきた。この瞬間のために全てをだ
プレッシャーを楽しめる井上尚弥
「勝ち方」が要求されないモロニーに対し、井上尚弥選手は「勝ち方」が要求される。
・・・・
だけど、そのプレッシャーを井上尚弥は楽しめる精神的な強さがある。
やはり井上選手の前半ノックアウトは濃厚でしょう。
言っときますけど、モロニーはカシメロよりも危険ない相手です。
カシメロのような穴がない。
そんなモロニーを井上選手がどうさばくのか。
モンスターの進化が問われるラスベガスデビューです。