国内の高級時計ですが「10年経過すると修理ができない」との記事があった。
以下は「「高級腕時計でも、10年たつと修理できない」って本当? 真偽を企業担当者に聞く」からの要約と抜粋の引用です。
Q.腕時計をできるだけ長く使い続けるためには、何年おきに修理業者にメンテナンスを依頼した方がよいのでしょうか。
また、購入後10年以上経過した製品も修理できるのでしょうか。A.製品を長く愛用いただくために、3年から4年に1度、点検調整のための分解掃除(オーバーホール)が必要。
グランドセイコーのアフターサービス用部品の保有年数は10年間を目安としています。
しかし、修理窓口で一度、製品をお預かりし、代替部品で修理可能かどうかを確認します。Q.グランドセイコーのクオーツ式腕時計の電池の寿命は。
A.約3年。
しかし、3年より早く寿命を迎えることがあります。
電池切れ予告機能(秒針が2秒ずつ動く)が出たら、購入店、または当社サイトを通じて、電池の交換を依頼してください」<中略>
Q.国内メーカーの腕時計に関しては、ネット上では「約10年前に買った国内メーカーの高級腕時計を修理に出したら、『修理できない』と言われた」
「アフターフォローもしっかりしてほしい」「気に入ったものをできるだけ長く使い続けたい」などの声が寄せられています。
それらの声については、どのように受け止めていますか。A.担当者「グランドセイコーは『世代を引き継ぐことのできるアフターサービス』をお客さまから要望されていると実感しております。
アフターサービスの要望を受けた際は、先述のように、アフターサービス用の部品の在庫がない場合であっても修理窓口ですぐに断るようなことはせず、代替部品で修理できるかどうかを確認してから、お客さまに返答するようにしています。今は至らない点もありますが、できる限り、ご満足いただけるアフターサービス体制を実現できるよう、努力を続けております」
引用元:「高級腕時計でも、10年たつと修理できない」って本当? 真偽を企業担当者に聞く
要約すると、セイコーさんは約10年経つと時計としてのアフターサービス用の部品がない場合があるので基本的にはできない。
だけど、相談してね。ってことですね。
部品がない場合は修理が不可能。
そして、記事の質問者のように、断られたお客様がいたのでしょう。
店側は丁寧に「修理が出来ない場合は説明をしている」とは言われても、結果は「できない」のです。
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高級時計って一生モノ
10年くらいで使えなくなる時計が高額なのにも驚きです。
僕は時計って一生モノの感覚がありましたから。
マーケティングの影響でしょうけど、大学の入学祝や入社祝い、はたまた結納のお返しに高級な時計っていうのが僕の世代にはありました。
愛用のROLEXサブマリーナ
僕が20年ほど使っているロレックスは現状では修理もオーバーホールも可能です。
もちろん費用は高めですが、修理ができないってことはない。
世代に受け継ぐこと、資産としての価値は永久的に保証される価値に魅力を感じて時計を購入した人も多いでしょう。
僕は「高級時計」とされるものって受け継いでいけるモノとしての価値が高額な理由だと感じています。
CHROME HEARTSのRichard Starkも同じことを言ってましたよね。
そうすれば、無料で直す。
確かにクロムハーツは値段が高いけど、それだけの値段を払っても10年経てば、それが高くないことに気付くハズさ。
それから“お下がり”って最近じゃあまり聞かれなくなったけど、子供用のパンツなんか代々、子供たちに譲っていくっていうはき方をしてほしい。
それが、継承っていうものだと思うし、そのなかのひとつにクロムハーツがあれば幸せだよ。
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CHROME HEARTS(クロムハーツ)Richard Stark(リチャード・スターク)インタビュー vo1
1997年に発売されたCHROME HEARTS(クロムハーツ)写真集。 その巻末を飾ったRichard Stark(リ ...
無料で直して受け継いでいくものとしての価値があるから高額なんだ。
と説明していましたが、いまではブランドが大きくなり有料化しています。令和納豆です。
しかし、「修理をできない」と追い返されるのではく、修理は受け付けてくれます。高額ですが。
ただ、部品が必要な時計の場合、臨機応変な対応は困難なのでしょう。
一人の顧客のためにどこまで部品を取りそろえることが可能なのか、部品のロットを計算しつつ、時計の価格に盛り込むことを要求されるでしょう。
そう思ってグランドセイコーさんのHPで価格を確認してみまいたが普通に高いじゃないですか。
LINK:グランドセイコー公式HP
300万円ほどする時計もありますね。
ここまでの価格帯ならしっかりと対応しなくちゃいけないです。
サービスというのは等価交換ですから。
僕のサブマリーナは購入時は30万円ほどでした。
いまでは倍以上の価格になっていますし、そう考えると割安ですよね。
時計本体のブランディングってこういう長期的な目線で考えていく必要があるんでしょうね。
この時計も僕の子供たちに渡っていくのでしょう。
というわけでロレックスのリンクを貼っておきます。