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あけましておめでとうございます。
ボクシングの予想と宝くじが外れたsanasukeです。
年末の内山選手とジェスレル・コラレス選手の試合は手に汗握りました。
では僕の予想が外れた原因、つまり内山選手が勝てなかった原因を書いていきます。
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内山高志vsジェスレル・コラレス
前半から距離を取ったのはコラレスでした。
サウスポースタイルから距離を置き様子をうかがう。
内山選手はスタンスを広くとりガードを上げながらジャブを突き間合いを詰めていく。
・・・
距離を詰めに前に出た内山選手に対して更にインファイトに入りパンチを繰り出したのがコラレス。
この辺り距離の取り方とステップインするタイミングはコラレスがウマかった。
ボクシングだけに限らず格闘技は間合いが命です。
試合の生命線 間合いの取り合い
ポジションの取り合いこそが試合の生命線です。
ボクシングでジャブを打つのは相手を牽制するためだけじゃありません。
間合い(距離)の取り合いをしているのです。
よく海外のボクシングの試合を見ていると軽く腕を伸ばしている選手とかいるじゃないですか。
あれは相手との間合いを測っているのです。
自分のパンチを最大限に生かし、相手のパンチの威力を殺せる距離。
間合いの取り合いこそが勝負の第一歩。
そしてこの一歩を撮った者が試合の主導権を握るのです。
長身でリーチもある内山選手に対しては極端に距離を取るか、インファイトでの接近戦しか手は無い。
コラレスはミドルレンジを避け戦っていました。
この辺りコラレスの上手さを感じました。
前回の試合はあまりに早く終わったために、マグレだとか交通事故みたいなものだ。なんて評論もありましたがそれは違います。
世界チャンピオンっていうのはまぐれでなれるものじゃない。
ましてやスーパーチャンピオンといわれた内山選手を2ランドでノックアウトするにはマグレなわけがない。
内山高志のボディーブローが突き刺さる
前半戦はうまくポイントを重ねていくのはコラレス。
内山選手とのリズムをずらしながら戦うウマさは流石です。
5ラウンド終盤に試合の風向きが変わります。
コラレスがラフなワンツーを放った後、右フックを変えそうとした一瞬の隙をぬって内山選手の左フックがタイミング良く入りコラレスがダウン。
徐々に風向きが変わります。
内山選手のボディーブローが入りだします。
9ラウンドの後半に左のボディーブローがタイミングよく入りましたが、これはコラレスが踏ん張りサウスポースタイルからのワンツーで誤魔化します。
しかし、10ラウンド目に突き刺さったボディーブローはコラレスも我慢ができずに動きが格段に鈍くなります。
身体が折れるほどのボディーブロー、その後も何発かのパンチをボディーにくらったコラレスですがクリンチワークとホールドに逃げます。
僕はここでコラレスには減点があると思っていましたが、このまま誤魔化されて試合が終了。
内山高志vsジェスレル・コラレス戦の感想
タラレバになってしまうのですが、もう少し前半からボディブロー狙いの戦略をしてほしかった。
相手はサウスポースタイルから距離を取っていたので必ず顔面へのパンチは当たりにくい状況にありました。
ボディーから攻める戦略を立てていれば、顔面へのパンチがもっと早い段階で当てられたのではないかと思います。
ここまで書いて思ったのですけど・・
内山選手の陣営がそれに気が付いてないわけない。
コラレス選手がそれをさせなかったのでしょうね。
しかし、後半に逃げ一直線の試合はチャンピオンの試合じゃないですよ。
コラレス選手にはウマさよりも、狡さしか感じられなかった。
残念。
魔裟斗vs五味隆典
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お互いが現役の頃に見たかった一戦です。
しかし、若かりし頃の魔裟斗選手と五味隆典選手を知っている人にとって見らずにはいられない試合でしょう。
何だかんだ言いながら楽しみにしていました(笑)
爆笑問題の実況が問題
魔裟斗選手と五味選手との試合。
何より白けるのが爆笑問題の実況。 pic.twitter.com/BYSbF01nnW— sanasuke (@sanasuke) 2016年12月31日
まず、爆笑問題のふたりが大袈裟に試合を称える実況がシラけた。
コレは要らない。
見ているこっちがばかばかしくなる。
内容も前回の山本KID選手との試合で感じたものと同じでした。
試合後の感想 魔裟斗vs五味隆典
山本キッド選手の時もそうでしたけど、みんな落ち着いているんですよ。闘争心を超えた境地というか、悟っているというか、勝ち負けの向こう側にいる人になってしまっている。
試合の後の2人の表情みたら分かると思いますけど、ドローだけど悔しさとかないでしょ。
もう勝敗に拘ってないんですよ。 pic.twitter.com/MVkCDNEa4h— sanasuke (@sanasuke) 2016年12月31日
既に勝敗に拘っていない2人の姿がそこにありました。
大人なんですよね。
試合後のインタビューで感じたのは、自分たちの後釜の事。
ハッキリ言って魔裟斗選手ほどのカリスマを持った選手っていないですよね。
だからまだ魔裟斗選手が戦わなくちゃいけないんですよ。
自分が作ったこの世界を継ぐ者がいない。
哀しいですけどそれが現実。
まとめ
年末の格闘技は最高ですよね。
熱い気持ちのまま新年を迎えられます。
格闘技から学べることは多かった。
強気で攻めて昇っていく。