こんにちは。
毎日、鏡の前で筋肉と会話しているsanasukeです。
スポーツに取り組んでいて、自分の「筋肉の質」が気になったことはありませんか??
なんか記録が伸びない・・それはあなたの所為じゃないかも知れません。
筋肉の質の違いで競技のパフォーマンスにも多大な影響がある。
僕たちの身体を支える筋肉の質について掘り下げていきましょう。
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速筋と遅筋
筋肉には大きく分けて二つの種類があります。
肉体を鍛えている人なら「速筋」と「遅筋」という言葉をきいたことがあるでしょう。
速筋繊維(FT=first-twitch)と遅筋繊維(ST=slow-twitch)です。
速筋と遅筋の違い
速筋と遅筋では刺激に対しての反応速度に違いがあります。
筋肉に刺激を与えると素早く収縮するのが速筋、じゅわわわ~っとゆっくり収縮するのが遅筋です。
僕たち人間も含め、動物の身体には速筋と遅筋が存在し、個体よって筋繊維の割合が違うのです。
スポーツでの速筋と遅筋
スプリント競技の短距離走や俊敏な動きが求められる格闘技など瞬発的な動きに適した筋肉は速筋です。
お魚でいうところ白身の魚です。
ヒラメなんかも普段はジッとしてゆらりゆらり泳いでいても、一瞬の動きや素早さは並外れたものがあります。
筋トレで著しく筋肥大するのは速筋線維なんです。
それとは逆にマラソン選手のように持久力を要する動きに優れているのが遅筋です。
魚ではマグロを連想して頂ければわかります。
赤身の魚が遅筋なんです。
マグロは一定の早さで長距離を移動しますよね。
あれこそ遅筋のチカラなんです。
遅筋は速筋に比べ遅いというだけであって、めちゃくちゃ遅いってわけじゃありません。
瞬発力というより一定した持続力なんです。
マラソン選手なんて時速20km以上で走り続けるんです。
これを遅いって言えますか??
取り組むスポーツによって力を発揮する筋肉は異なります。
速筋をさらに分類
筋繊維のタイプは速筋と遅筋の二つにわけると言いましたが、実際はその二つが更に細かく分かれていきます。
タイプⅠが遅筋。
タイプⅡが速筋です。
速筋のタイプは極めて大きくわけて三つに分けられます。
タイプⅡa、Ⅱb、(Ⅱx)。
タイプⅡaはタイプⅠとⅡb(Ⅱx)の中間的な性質をもち、ややオールラウンド的な性格ですので
スポーツをするのならばⅡaは非常に重要です。
筋肉のなかで速筋線維の割合が高ければ高いほど、断面積あたりの筋力が大きい。
ようするに力が強いとうこと。
速筋と遅筋の比率はどうやってきまる??
速筋と遅筋の比率については生まれついての遺伝子に作用される面が多々あるという見方が強いです。
がしかし、昨今ではトレーニングによって速筋と遅筋の割合が変化するという研究結果が出ています。
すごく前の話なんですが、スピートスケートの清水選手が過酷なトレーニングで遅筋繊維が増えてきたというドキュメントを見た記憶があります。
努力によってカバーできる部分があるということでしょう。
しかし、持って産まれた筋肉の質にあったスポーツを選んだ方が将来的にポテンシャルを開花させられるんじゃないでしょうか。
筋肉の質でスポーツを選ぶ
筋肉の質が遺伝によってある程度決まるであれば、筋肉に適応したスポーツをする方が有利になるのは明白です。
同じ過酷なトレーニングでもをしても、速筋と遅筋の違いで得られる結果が異なるでしょう。
速筋繊維が多い人ならば「短距離走」であったり「格闘技」という瞬発的な動きするスポーツを選び、遅筋が発達しているのならばマラソン選手やロードレースといった持久力を必要とされるスポーツに取り組んだ方が、トレーニングの効果に違いがでる。
10km走ではチャンピオンになれても、42.195kmのフルマラソンになると勝てないのは筋肉の質に関係があるのかも知れません。
自分の筋肉にあったスポーツを選べば、才能が開花し眠っていた潜在能力(ポテンシャル)を引き出せるかも知れません。
特に親が子供にスポーツをさせたいのであれば、筋肉の質を分かっていても良いと思います。
同じスポーツでも「出来る子」と「出来ない子」の差があるのならば、その子にあったスポーツをしていけばいい。
目の前に立ちはだかる壁も筋肉の質で変わってくるでしょう。
筋肉の質を調べる
じゃあどうやって筋肉を調べればいいんだろう。
自分の筋肉の質が分かる方法があるんでしょうか。
はい。あります。
しかもけっこう簡単に分かるのです。
遺伝子で速筋・遅筋を調べる
DNA EXERCISEは遺伝子情報の本体であるDNAを調べることによって、あなたの筋肉の質を教えてくれる。
どんなスポーツに向いているのか?が分かるのです。
あなたの筋肉の質が取り組むスポーツと合っているのなら努力の方向性を間違わなくて済むでしょう。
努力と筋肉の鍛錬が合致すれば、潜在能力の開花も夢じゃない。
やり方は簡単。
口腔内の粘膜を採取して送るだけ。
自分の子供たちの体質を調べて、その子にあったスポーツに挑めば素質も開花させやすいでしょう。
こども用の遺伝子分析キットはこちらです。
これであなたも天才と呼ばれるかもしれません。
闇雲にトレーニングをするより自分をしることがどれだけ今後が有利になるだろう。
天才と筋肉の質
これは僕個人的な意見ですが、あるスポーツにおいて天才と呼ばれる人達って筋肉の質の様に「持って産まれた資質」と「やりたいスポーツ」「好きな競技」が合致したんじゃないでしょうか。
短距離走の得意な選手は必ずといっていいほど速筋の比率が高い。
また、オリンピックでメダルを狙えるようなマラソン選手は遅筋が発達していたりなど。
昨今のトレーニングで遺伝子の壁を越えられることが分かっているとはいえ、その選手に適した競技で戦う方が有利に決まっています。
将来を掛けてその競技に打ち込ましたいのであれば、やはりもともとの筋肉の質に合わせたスポーツをした方が素質を開花しやすいとおもいます。
まとめ
筋肉を知るほど運動が面白く楽しくなります。
筋トレややった分だけ身体に表れます。
しかし、間違った方向へ努力してもゴールに辿り着きません。
成功したいのであれば、適切な努力の積み重ねです。
努力の成果を形として評価してくれるのが筋肉です。
自分の性質にあったスポーツに取り組むことで将来的に有望な選手が生まれる可能性も高くなるんじゃない??
僕は格闘技をやっていましたが、いまにして思えば殴り合うことよりトレーニング自体が好きだったんだな。って思う。