クロムハーツの創始者でありボスのリチャード・スタークが愛用しているチャップスを重ねたレザーパンツ。
そのビジュアルはあまりにも強烈で脳裏に焼印としてエンボスされている。
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クロムハーツの代表が穿くレザーパンツを、僕が愛用するレザーパンツの将来の姿としてトレースする。
アメリカとは違い、日本では気候の関係から毎日は穿くことが出来ないけれど、一生を掛けて使い込むことを前提とするので70万円前後の金額といえども買い物に際しての言い訳が効く。(と思う。)
また、購入後に自分で「育てる恰好の良さ」には到達点がないためどこまでも追求し走り続けることができる。
修理も一生無料。(日本では有料ですが、海外では無料です。)
セメタリーパッチで補修されたレザーパンツはオリジナリティ溢れる自分を表現できるアイテムとして変貌する。
これがクロムハーツに具わる芸術性だと思う。
クロムハーツというフィルターを通して自分を表現してくれるもの。
クロムハーツに限らずファッションブランドのあり方がそうなのでしょうけど、それを身に着けることによって自分を高めてくれる存在。
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ブランド側としては、身に着けるものが「プラスに転じていると感じられる感情」を伏流させることが、また身に着けるものはブランドに負けない、呑まれないように「抗う」姿勢を持つことが重要なのではないかと思います。
当然ここには呑もうとするもの、呑まれまいするものの闘いがあるので勝者と敗者が生まれるわけですが、勝者は正しく瀟洒。
いま頭に浮かぶあの人たち。
敗者になるまいと日々抗い続ける楽しい日々の消費者である私です。