10月1日より新会社「CHROME HEARTS JP 合同会社」で運営を行うクロムハーツ。
新会社の設立は株式会社ユナイテッドアローズが担い、従来のクロムハーツに携わっていたメンバーで運営を行っていくようです。
運営が日本の代理店から米国の本社へと移される。
これにより何がどう変わっていくのか・・というのが気になるところでしょう。
いろいろ僕なりに考えてみた。
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ユナイテッドアローズ株主優待券
現状はまだ使えますが、今後は使えなくなるのが当然でしょう。
しかし、僕に送られてきた株主優待券の詳細には、クロムハーツ合弁会社関連の記載はありませんでした。
ということは、少なくとも来年の6月末日までは使えるかな?って勝手に思っています。
アナウンスの無いユナイテッドアローズ
ただ、ユナイテッドアローズってアナウンス無しでルールを変更するじゃないですか。
修理の無料を知らぬうちに有料にしているじゃないですか。
僕がベルトの修理を依頼した際も、一回目の修理はファクトリー(米国にあるクロムハーツの工場)への送料も無料だから
もっとボロボロになるまで使え。と言っておきながら、ボロボロになって持っていったら
「オカネイリマス、ストラップは7マンエンデス」とか言ってくる。
上場企業のやることか?と憤った。
これ訴訟されたら負けるんじゃない?
その点がコワイですね。
使えると思っていた株主優待券を持って行って、10月1日から運営が変わったので使えまえん。
ってことがあるかも知れない。
こわいこわい。
想像ですが、今回は株主優待券の発行までにほとんどが未確定な状態だったので、アローズ側は動けなかったんでしょうね。
クロムハーツを15%OFFで購入できるのは魅力的です。
クロムハーツに使えないんじゃ、ヤフオクなんかでも価値は落ちていくでしょうね。
それにクロムハーツ各店で株主優待券が使えなくなるのならば、ユナイテッドアローズの株を手放す人も出てくるでしょう。
価格の見直し
ブランド価値を高めるためか、外国人観光客に向けて「上げても売れる」から上げてきたんでしょうけど、今後は以前のように為替で変動するんじゃないかと予測します。
ブランドの価格なんて合ってないようなものです。
それに価値を見出す人がいなければ売れなくなります。
価値を見出していた人たちというのが中国人観光客です。
そればかりに頼ってしまうから、彼らの爆買いが終息すれば見直す必要が出てくるのです。
購入者が多い時期に上げまくった結果の落ち込み。
当然ファッションと利潤だけを追いかければそうなります。
ブランドはプライドです。
ある程度は矜持も必要です。
※勘違いしてスタッフが鼻高々になることとは違うので注意してください。
今後のブランド価値を金額以外のものに移管するときです。
僕は最初の路線のままリチャード押しですけどね。
コムデギャルソンとライダースジャケットの逸話
クロムハーツとのコラボアイテムを販売しているコムデギャルソン。
その企画の中でブルーのライダースが販売されたのをご存知でしょう。
ギャルソン側は30万円台を提示したのにたいし、待ったと言ったのはクロムハーツ側。その提示額は50万円。
この20万円の差には何があるのか。それが価値。
【関連記事】CHROME HEARTSの価格設定
渡米した人たちがクロムハーツの価格を見て驚くというのは、以前からも続いています。
ただ、ここまで値上がりした商品を一気に一昔前の水準まで落とすとは考えにくいです。
97万円代でハンティングジャケットを購入した人が60万円代まで落ちたらクレームものです。
価格の見直しはするけれども、現行の高額モデルを購入した人を考慮してあまりに大幅な値下げはないと読みます。
しかし、今後の価格は見直されるでしょう。
ちなみにこちらのリチャードが一番最初にデザインしたといわれるベスト。
ユナイテッドアローズで羽織らしてもらったときには14万円でしたからね。
修理・メンテナンスの見直し
以下はクロムハーツのボス、リチャード・スタークがインタビューで発した言葉です。
例えば5年前にパンツを買った人がいたとして、革が伸びてサイズが大きくなったりして、はけないようなことになったら、僕のところに送ってほしい。
そうすれば、無料で直す。
確かにクロムハーツは値段が高いけど、それだけの値段を払っても10年経てば、それが高くないことに気付くハズさ。
それから“お下がり”って最近じゃあまり聞かれなくなったけど、子供用のパンツなんか代々、子供たちに譲っていくっていうはき方をしてほしい。
それが、継承っていうものだと思うし、そのなかのひとつにクロムハーツがあれば幸せだよ。
【関連記事】CHROME HEARTS(クロムハーツ)Richard Stark(リチャード・スターク)インタビュー vo1
日本のクロムハーツでは修理にも高額な請求がされていましたが、今後は見直されるのではないかと思います。
というのも、クロムハーツのコンセプトが世代を乗り越え、自分から孫へ、そなまた後世へ受け継ぎ長く付き合っていくものとしています。
現に日本でもユナイテッドアローズ以外の正規代理店インテレクチュアルギャラリーでは修理を無料で受けて着けていました。
楽天でインターネットショップを展開をしているアムスさんだって、クロムハーツの修理は永年無料なんです。
【LINK】【アムス】AMS.ONLINE STORE
日本のクロムハーツだけ有料っていうのが変な話です。
リチャード自身もクロムハーツは高額だが、長い目でみると決して損はさせないと言います。
海外では修理は無料
海外のクロムハーツでは修理・メンテナンスでは無料でした。
それらを鑑みると運営の実権が米国になると海外と同じように日本でも無料(送料のみ実費)になる可能性が高いです。
まとめ
今日の記事はあくまでも僕の予想です。
願望もあります。
よって他言はせぬよう。
あのブログであんな事いってましたけど、本当ですかぁ??ってクロムハーツ各店で質問しないように。
今回の譲渡によってクロムハーツはさらに良くなると思います。
店舗に通う回数も増えれば、新しいアイテムに触れる機会も増えるし、購入意欲もまた湧いてくる。
ちなみに、先日は所要でクロムハーツにいってきた。
やはりあそこは良い空間です。
独特な心地よい重圧があります。
現時点(9月30日21:00)でユナイテッドアローズのウェブサイトからクロムハーツがなくなっています。
分かってはいたけれど、なんだか寂しいですね。