ダイエットに関連する食品は多数あれど、ココナッツはハマれば大好きな人が多いはず。
うちのムスメ(長女6歳)と奥さんが大好きなんでよく食べてます。
なぜココナッツオイルがアンチエイジングやダイエットに効果的なのか。
秘密は私たちの身体にある。
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ココナッツオイルとは
By: Koshy Koshy
ココナッツオイルとは、ココナッツの種子内部の胚乳から抽出されるヤシ油のことです。
ココナッツオイルは温度により形状が変わり、約20℃以下は固体、約20~25℃はペースト状、約25℃以上は液体になります。
常温では白い固体、熱を加えるとサラサラとした水のような透明な液体です。
オイルと聞けば、太るイメージがありますよね。
なぜ油がダイエットに効果的なのか、疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
ココナッツオイルの栄養成分
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手元にある栄養成分表示を見ると、100gあたりの脂質が99.98g(飽和脂肪酸91g)と書かれています。
オイルなのにコレステロールはZERO!
「ゼロ」なんです。
そして悪の代名詞のトランス脂肪酸も無い。「ゼロ」です。
嬉しい限りですよね。
それに対して、飽和脂肪酸が高いですね。
飽和脂肪酸は身体に悪いのか?
飽和脂肪酸というと、摂りすぎると身体にとって悪い影響があるような感じがします。
しかし、良くないと言われているのは、通常の植物油や動物性のオイルやバターに多く含まれている飽和脂肪酸で長鎖脂肪酸です。
また何か新しい用語が出てきました(笑)
長鎖脂肪酸って何よ?
長鎖脂肪酸とは
長鎖脂肪酸は、吸収・分解のスピードがゆるやかで燃焼されにくいので、その残りが体内に脂肪として蓄積されやすいという性質を持っています。
長鎖脂肪酸を多く含む油で揚げた「フライ」や「ドーナツ」などを食べすぎると、すぐに太ってしまうのはそのためなのです。
また太ってしまう以外に、動脈硬化や心筋梗塞などのリスクをも高めてしまいます。
ココナッツオイルの飽和脂肪酸
ここで疑問なのが、ココナッツオイルは飽和脂肪酸なのに、どうしてダイエットや健康にいいの?ってなりますよね。
それは、ココナッツオイルに含まれる主成分にあります。
脂肪酸の一種である中鎖脂肪酸がポイントなんです。
エネルギーの鍵を握るケトン体とブドウ糖
人間は動くときにエネルギーを使うのですが、この時のエネルギー源となるのがブドウ糖とケトン体の2つです。
ご飯やパン、イモ類などの「糖質」を摂取すると、身体はブドウ糖を優先的にエネルギー源にします。
ですが「糖質」を摂らなくても、別の経路でエネルギーを生み出すことができるのです。
糖新生とケトン体がブドウ糖を補う
1つ目は糖新生と呼ばれるもので私たちの身体が飢餓状態にはいったときに、タンパク質をブドウ糖に変えてエネルギーを生み出す方法。
つまり糖質を摂取しなくてもタンパク質からブドウ糖を作ることができるのです。
2つ目は脂質を分解して「ケトン体」からエネルギーを得る方法です。
ココナッツオイルに豊富に含まれる中鎖脂肪酸をとると、肝臓に運ばれてケトン体という成分を作り出し、ブドウ糖の代わりにエネルギー源として利用される性質があるのです。
ケトン体は脂肪が作ったエネルギーなんです。
ケトン体を作ることは、脂肪を効果的にエネルギーとして使うということで、脂肪の燃焼を促して体脂肪として蓄積しにくくなります。
これが長鎖脂肪酸と違う点で、ダイエットに向いてると言われるんです。
普段使っている油やバターをココナッツオイルに代えるだけでも、効果があると思いますよ。
ココナッツオイルの効果を高めるためのポイント「ケトン体と糖質制限」
どんな食品でも摂取方法で効果という点で違いがあります。
愛の告白をするにしたって、お化け屋敷やジェットコースターでドキドキさせた後でいうのと、何もないところでいきなり告白するのとでは効果が違うでしょう。
せっかくの栄養価を効果的に摂るには、いろんな方法があるのです。
1.糖質を控えることでケトン体を生み出す
ご飯やパン、ケーキや饅頭などの甘いお菓子を摂ると、エネルギー源として糖質が使われます。
するとケトン体というエネルギーが合成されません。
脂質の中鎖脂肪酸からケトン体が作られる過程がうまく機能し、エネルギーとして使われるためには、ココナッツオイルを摂る以外に、糖質を控えることが大切なんです。
普段、食パン4枚切りを食べている方は5枚切りに変えてみる、ご飯の量を少し減らしてみるなど、糖質ちょっとオフを心掛けてみましょう。
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2.タイミング
個人差はありますが、ココナッツオイルを摂ってから3~4時間後がケトン体の血中濃度がピークに達します。
仕事や家事の合間(10時や3時など)のティータイムの際、コーヒーなどのホットドリンクに加えたら、手軽に摂取できますね。
こうすることで、食事ごとの糖質を少し控えても、空腹を感じにくくなります。
ココナッツオイルに豊富に含まれているのが「ラウリン酸」。
ラウリン酸は母乳にも含まれており、免疫力強化成分なんです。
普段から風邪をひきやすいなど、免疫力の低下が気になる方にもココナッツオイルはおすすめです。
ココナッツオイルを使った簡単レシピ
By: Erik (HASH) Hersman
身体に良いものならおいしく摂りたい。
「摂りたい」というか「食べたい」です。
当ブログにはそんな栄養満点食材をおいしく調理するエキスパートのsanasuke妻がいます。
食パンとリンゴのココナッツオイルソテー
材料(1人分)
食パン(6枚切り) ・・・ 1枚
りんご ・・・ 1/4個
ココナッツオイル ・・・ 大さじ1杯
シナモンパウダー ・・・ 適量
ちなみに、僕はシナモンが嫌いです(笑)
作り方
1.りんごは芯を取り1/4個を4等分にスライスする(お好みにより皮をむいてください)。
2.フライパンを熱し、ココナッツオイルを入れて、食パンとりんごを入れて両面こんがりするまで焼く。
3.お皿に持って、シナモンをふりかけて完成。
※甘みが少ないようなら、ハチミツを小量かけてみてください。
はちみつは甘みはありますが、砂糖よりも糖分が少なく、ミネラルなどの栄養素も豊富なのでオススメです。
ココナッツオイルの使い方
By: John Revo Puno
手軽にバター代わりにパンに塗ったりお菓子作りに使えます。
ココナッツオイルが液体の状態であればそのままヨーグルトに、固体の状態であればレンジで数十秒温めて液体にしてかけて食べます。
目玉焼きをココナッツオイルで焼いて醤油をかけても美味しいですよ。
By: Youhei Nitta
その他、珈琲・ココア・ミルクティーなどの飲み物に加えて、シンプルに飲んでみて下さいね。
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まとめ
ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸からケトン体が合成させると、エネルギーとしてすばやく使われるので体脂肪として蓄積しにくいのが特徴です。
ケトン体は食欲をコントロールする脳の摂食中枢にも働きかけるので、満腹感を高める効果もあります。
糖質をちょっとオフが習慣になると、脂肪からケトン体が作られエネルギーとなりますので脂肪を取り込みにくくなる。
ココナッツオイルを上手に取り入れることで、糖質を摂る量が自然に減って、無理なく痩せ体質をキープできるようになります。
良いことづくしのココナッツオイルですが、摂りすぎるとカロリーオーバーに繋がるので注意が必要です。
一日の適量大さじ3杯程度を摂り、健康体質に肉体改造しましょう。