二転三転した大晦日の格闘技イベント「ライジン」。
毎年、楽しみにしている格闘技ですが今回の目玉はこの一戦です。
ボクサー フロイドメイウェザーとキックボクサー神童 那須川天心との一戦でしょう。
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プロボクシング 5階級制覇のチャンピオン フロイド・メイウェザー・ジュニア
フロイド・メイウェザー・ジュニアの戦績は50戦50勝無敗。
無敗のまま5階級を制覇したボクサーは唯一無二。
メイウェザーだけです。
最強のボクサーということでは間違いないでしょう。
当ブログには「腹筋ローラーの先生」としても登場してもらっています。
【関連記事】フロイド・メイウェザーがやる腹筋ローラーの正しいフォーム。
画像は下記 youtubeの映像キャプションです。
ファイトスタイルはディフェンスに重きを置いたボクシングで一部からは「退屈だ」との批判があります。
しかし、それは戦略的な問題なので僕は無理に打ち合う必要なんてないと思います。
打ち合いでしか勝機を見出せないなら、打ち合うしかありませんが、メイウェザーには高度なディフェンス技術と一瞬の隙を突くスピードがある。
逆を言えば、メイウェザーにパンチを打ち込めるほどの選手がいないという事でもある。
格闘技で勝つには自分の戦いやすいフィールドに相手を誘い込むことが必須の戦術。
また、メイウェザー自身も「ボクシングは消耗のスポーツ」と語るように、試合で蓄えれるダメージを最重要課題に挙げ、長期的、俯瞰的な視野でボクシングを見ています。
実際にボクシングを引退してからの人生の方が長い。
ディフェンスを重んじるのはそういった経緯からでしょう。
瞬発力とタイミングは一級品
ディフェンス重視といえど、ただ一方的に守るようなボクシングではなく、相手の一瞬の隙にパンチを打ち込むスピードは一級品です。
階級を上げてパワーが落ちたという声もありますが、あれは階級を上げたことによって、周りの選手のパワーが上がっただけでメイウェザーのパワーが落ちたのではありません。
体重はそれほどまでにパワーに影響が出るのです。ボクサーは皆、パワーの問題があるので減量をするのです。
以下の記事を参照し、もどってきてね。
【関連記事】【ボクシング】ボクサーはなぜ過酷な減量に挑むのか?ハングリー精神の裏に隠された謎に迫る
メイウェザーのファイトスタイルが間違いじゃないことは、50戦50勝無敗というレコードが証明している。
天才キックボクサー 那須川天心
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一方の那須川天心選手は神童と呼ばれる天才キックボクサー。
まだ20歳(1998年8月18日)ですよ。
若いです。
若いですが強いです。
期待を裏切らないファイトをします。
16歳:RISE王座獲得
16歳:BLADE王座獲得
17歳:ISKA世界王座獲得
18歳:ムエタイ二大殿堂で知られるルンピニー・スタジアム現役王者に1ラウンドKO勝ち
19歳:2階級上のムエタイ王者スアキム・シットソートーテーウに勝利
那須川選手のスピードと伸びのある左トレーとはライトニング・レフトと呼ばれ脅威とされている。
アイオリアのライトニングボルトを彷彿とさせる必殺技名である。
2018年6月17日(幕張メッセ)ルンピニースタジアムとラジャダムナンスタジアムの両方でスーパーフェザー級1位のロッタン・ジットムアンノンと初代RISE世界フェザー級王座決定戦で対戦した。
ロッタンとの試合を見た方は分かると思いますが、あの試合は那須川選手が負けていました。
僕もひやひやしながらリングサイドから応援している気持ちで見ていましたが、凄まじい破壊力とロッタンの打たれ強さが際立った試合でした。
那須川選手のパンチが当たっているのに、全く効いた様に感じない。
あれでは那須川選手も焦ります。
焦りは力みを生みパンチの威力とスタミナを奪います。
その結果、延長戦となりましたがホームタウンデシジョンで那須川選手が勝利します。
勝敗は戦っていた那須川選手が一番分かっていたでしょう。
那須川選手のパンチが当たっても何事もなかったかのように試合を進め那須川選手を追い込みました。
そんな劣性にあっても試合を捨てない根性があります。
格闘技に於いて精神力の強さが秘める割合が大きいことを実感しましたね。
ただ、気持ちの弱い選手なら延長戦まで持ち込めなかったし苦しさの中から那須川選手は強さを手に入れてます。
フロイド・メイウェザーと那須川天心はどっちが勝つ
勝つか負けるかでいうとメイウェザーの勝ちが濃厚でしょう。
まず階級です。
体重差があり過ぎる。
階級差は攻撃力と防御力に格差を生む。
また、そしてメイウェザーにはスピードもあります。
那須川選手に勝機はないのか?
あります。
メイウェザーは完全に那須川選手を舐めています。
試合じゃないとまで言っているし、練習もしていない。
試合の二日前に自家用ジェットで来日しているようですから。
若き伸び盛りのファイターで精神面でも非常に成熟した伸び盛りの那須川選手が「どうやってメイウェザーを焦らすか」が勝負のキーポイントになるでしょう。
メイウェザーのファイトマネーは7桁
メイウェザーのファイトマネーは100億が相場ですが、今回は7桁と非常に低めです。
このやる気の無さはファイトマネーが低いことも原因ではないでしょうか。
ぼく自身もこの試合が決まった時、ライジンが100億も出したのか?と疑問でしたが、
やはり億単位のファイトマネーの実現は日本では無理でしょう。
話題作り一辺倒の試合となっている感じです。
メイウェザーがどんな動きをするのか?
那須川選手はメイウェザーに本気を出させるのか?
勝負よりもメイウェザーの顔色を伺う試合のように感じます。
2018年12月31日。とにかく楽しみにしています。