こんにちは。
10年ほど前に父にプレゼントしたホワイトハウスコックスのキーリングですが、僕の手元に戻ってきました。
ほとんど使っていなかったようで、ホワイトハウスコックスの特有の白い粉が出ている。
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ホワイトハウスコックスと白い粉
ホワイトハウスコックスのレザーアイテムを放置していると浮いて出てくる謎の白い粉。
10年も使わないと上の写真のように真っ白になってしまう。
この白い粉は購入したての新品アイテムにもみられる場合がある。
白い粉の正体はカビではない。
ホワイトハウスコックスの白い粉はブルーム
ホワイトハウスコックスに用いられているレザーはブライドルレザーと呼ばれるエイジングを楽しめる革。
ブライドルレザーは乗馬などの馬具に用いる革で、ロウ引き加工された革です。
3ヶ月以上(約10週間)にも及ぶ長期間の、天然植物の植物から抽出されたタンニン(植物種子などに含まれる渋み成分)を使って皮をなめす。
革をこよなく愛す人たちの間では通称で「ベジタン」と言われるのが、このベジタブルタンニンなめしのこと。
ブライドルグリースという蜜蝋と獣脂を混ぜ合わせたブライドルレザー専用の油脂を時間をかけて革に染み込ませていく。
硬くなめされた革にしみ込んだ油脂は長い間使わないと白く粉上になって革の表面に浮いてくる。
それがこのブルームというわけ。
そう、ブルームの正体はレザーを仕上げる際の油脂(ワックス)。
なので使っていくうちにレザーになじみまたなくなっていく。
どうしても気になるというのであれば乾いた布で拭き取るかブラッシングをすればいい。
僕は手のひらの上で温めつつ、手でしみ込ませるような感じで撫でていたら粉上になったワックスはレザーの中へと戻っていった。
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ホワイトハウスコックスのエイジング
このように使っていくうちに白い粉もなくなってくる。
10年前に購入したキーリングですが、放置していたのでエイジングと呼べる深みはまだありません。
しかし、この状態を見てもらえれば分かると思いますが保管していたとはいえ、10年前のものだとは思えないほどの美品です。
ガシガシ使っていればもっと深い味わいが出てエイジングされていたでしょう。
クロムハーツとホワイトハウスコックス
いまではあまり使用しないクロムハーツのBSフレアをホワイトハウスコックスのキーリングにつけてみました。
クロムハーツとは雰囲気の違うレザーですが、クロムハーツのシルバーはレザーアイテムによく馴染む。
たとえクロムハーツといえども数多く持つと“使わないもの”が出てきます。
これは人間の現実世界の限界。
コレクションが増えれば増えるほど、着用回数は減るという現実。
なので「使わなくなったモノ」をよく使うものに付属することで愛用品に回帰するのは有りでしょう。
ホワイトハウスコックスの白い粉 まとめ
10年経っても色褪せないレザーは一生モノと呼ぶに相応しいアイテムです。
エイジングを売りにしているブランドはモノの作りが丁寧で素材もレザーを使っている。
これからどんどん使い込んでエイジングを楽しみたいと思う。